子育て条例検討委、JAからの要望、年金者組合の県交渉

 あすから9月県議会が開会となります。きょう15日は、議員提出条例検討委員会(子育て支援条例)が開かれました。きょうまで審議された案文を一度会派内で検討し、それを最終案文をまとめ、今議会終了までに条例案を策定する方向になりました。

 ところで、きょうはJAのみなさんが、米価下落に対する政府の対応策を求める意見書についての請願要望で来室されました。

 今年の概算払いの米価は、生産費1万5~6千円を大幅に下回る1俵1万円(会津コシヒカリ)、ひとめぼれは8千円~9千円台となっているようです。生産農家はこれではやっていけません。政府による手立てが必要である点では大いに共感しました。

 

 さらに、年金者組合は、社会問題になっている高齢者の安否確認を求める要望が出されました。県内では住民基本台帳による100歳以上の行方不明者はいわきの事件の1人だけとなっていますが、戸籍上がどうなっているのかまでの確認は不明のようです。

大阪の児童虐待死事件を受けて                                              高橋ちづ子衆議院議員と県の児童相談所調査

 13日は、大阪の虐待死事件を受けて厚生労働委員の高橋ちづ子衆議院議員と共に、県の児童相談所に関する調査を行ないました。また、郡山市内にある県中児童相談所と一時保護所の視察には、郡山市議団の橋本憲幸市議、高橋善治市議、岩崎真理子市議ら3人が参加しました。

 今回は、県庁内で大谷児童家庭課長らから概要説明を受け、このあと車で郡山へ移動し県中児童相談所、一時保護所を視察しました。

 実は、私が99年に当選以来、児童相談所の体制の不十分さを質問してきました。それ以前は、橋本憲幸党市議が県中地区に県の施設の児童相談所も児童養護施設もないことを市議会で取り上げ、1995年4月にようやく福島市内にある中央児童相談所の郡山分室として設置されました。

 ところが、その分室は民間のテナントの建物に設置されたのです。私が当選してから、さっそくこの問題をとりあげ、児童相談所への格上げを再三求め、02年4月にようやく一部格上げされて郡山相談センターへ、同年9月には現在地の県中合同庁舎の敷地内(旧県中保健所)に移転。

 そうした中で、06年5月に県南地方の泉崎村で3才男子が虐待死するという事件が発生。私は児童相談所にしてこなかったことによる対応の遅れを指摘し、ついに07年4月に県中児童相談所として開設されました。

 

  しかし、課題が残っています。児童相談所の設置要件の一時保護所がスペースがないため6kmも離れた郡山光風学園内の一部に開設(08年8月)したからです。本来なら一体型で子どものようすを観察しなければならないはず。県の福祉行政の貧しさゆえの結果といえます。

 

いよいよ今週末です!                                     中田町の伝統文化~海老根和紙の「秋蛍」と柳橋歌舞伎へ

今週末、秋の中田町の伝統文化行事である海老根、長月宵あかり「秋蛍」と、柳橋歌舞伎が上演されます(写真はどちらも私が昨年撮影したもの)。

 

 海老根の「秋蛍」は、18日(土)と19日(日)の夕方5時~夜9時まで2日間開かれます。地元の小中学生や市内からも参加して伝統の手漉き和紙に思い思いに絵を描いたものを灯ろうにして、黄金色に色づいた稲穂の田んぼのあぜ道に並べます。夜になると、ろうそくの灯りがゆらゆらと揺れてとても幻想的な風景に包まれます。地元の実行委員会が主催です。

 

  柳橋歌舞伎は、地元の伝統文化で市の重要民俗文化財の指定を受けています。また、柳歌舞伎の衣装は江戸時代につくられた衣装です。地元の御舘中学校の生徒さんによる歌舞伎上演は毎年好評です。

 上演は、19日(日)の夕方4時から夜8時すぎまでの1日のみ。柳橋歌舞伎保存会の主催です。 まだ、ご覧になっていない方は、今年こそぜひお出かけ下さい! 海老根「秋蛍」も柳橋歌舞伎も県道小野郡山線沿いになります。郡山駅から東へ、小野町方面に車を走らせて下さい。

神山宣伝キャラバンで街頭から訴えて

 7日、県議選に向けた宣伝キャラバンで、終日街頭から訴えました。きょうで第2回目です。きょうの天候は、曇っていて、しかも風もあったので、ちょうど良い日よりでした。

ようやく、真夏日が続いた今年の猛暑も、きょうは少し和らぎ宣伝しやすい日でした。あちこちで梅干の差し入れがあったり、母へのお悔やみまで頂いて、温かい励ましに元気がでました。

朝の街宣時に、カンパを寄せていただいて

   

 先週の金曜日、田村町金屋のいつもの場所で朝の街頭宣伝をしましたが、時々、缶コーヒーの差し入れをしてくれる近くの建築関係の事務所の女性経営者から、今回はカンパを預かりました。反貧困ネットの活動に役立ててほしいとのこと。

 自分が教えている学習塾に来る子どもたちからのカンパだそうです。以前、郡山の派遣村で、ホームレス支援を手伝ってくれたこともあるので、きっと子どもたちにもそれを話をしたのでしょう。早速届けました。

 

高橋ちづ子衆院議員が社会保険二本松病院を視察                                                      三保二本松市長も「公的存続を」とはっきり主張

 2日、高橋ちづ子衆院議員が来県し、国の廃止方針の中で社会保険病院の存続が危ぶまれている社会保険二本松病院を視察しました。私はここには同行できなかったのですが、病院長と懇談できたのは初めてのこと。

 さらに、二本松市の三保市長とも懇談し、市長は「公的病院として存続を望んでいる」と明言しました。

 自公政権時代に公的病院ガイドラインが出され、公立病院や社会保険病院などが次々と廃止されようとしています。現在、社保病院はRFOという整理機構のもとにおかれています。

 ただし、これは自民党自身が認めているように、単に「受け皿がない」ためここにおいているにすぎず、厚生労働委員会で高橋ちづ子議員が何度も確認していますが、「整理対象ということではない」との回答を得ています。

 問題は、とりあえずRFOの期限が切れるので今回2年間延長しましたが、民主党政権は「存続」を明言していないことです。そのため、新規採用の募集をしても人が集まらない事態に。このことは病院側も大変困っていると訴えています。

 地元の二本松市長が述べているように、公的病院だからこそ予防医療や救急医療、人工透析、産科や小児科など民間では果せない地域の中核病院としての役割を担って奮闘しているのです。公的病院として存続させるのは当然です。ここでも民主党政権の姿勢が問われています。

 地元守る会のみなさんとも懇談しました。

郡山市特別・自治功労表彰式

 

 きょうから9月。1日は防災の日でもありますが、きょうは、郡山市の特別功労者・自治功労者の表彰式があり出席しました。

 特別功労者は、社会教育、児童・民生委員、保健活動、防災活動、交通安全活動、町内会長などで活動された方々、そして自治功労者は市の教育委員をされた方です。

 社会教育活動では青木千代美さんはじめ、地元中田町や緑ヶ丘の町内会長さん、知り合いの開成地区の町内会長さんも表彰されました。それぞれの団体の役員として奮闘されたみなさんに心より敬意と感謝を申し上げます。

 それにしても、きょうも気温は30数度にもなって暑い真夏日が続いています。また、規模は小さいのですが、地震も頻繁に発生しているのも気になる事象です。

9月県議会に向けての要望で知事申し入れ

 

 30日、9月県議会に向けた共産党県議団の要望について、知事へ申し入れました。大きく6項目について要望しました。

 

 来年度予算編成のあり方については、特に地方消費税に頼らなくても、小名浜人工島建設など大型開発事業にメスを入れ歳出を抑制すること。また、地域循環型を経済基盤を強化し県税収入にもつなげるようにすれば、健全な財政運営は可能なことを指摘。

 プルサーマルについては、あらためて受け入れの撤回を求めたほか、5点を指摘。プロジェクトチームの役割と1F3の労働者被曝に関しては、知事も重要な指摘だと考えを述べました。

 また、県産材を使った住宅リフォームへの助成制度の創設については、これまでも求めてきたところですが、知事も関心を示しました。

 医療・福祉・教育については、中卒まで子どもの医療費無料化を、児童福祉士の増員、介護保険の保険料軽減と施設の増設、市町村国保へ県独自の支援を、特別支援教育(養護学校)の県中地区への増設と養護教員の増を、学校耐震化の促進などを要望。

 さらに、米価下落について、政府の備蓄米30万トンを適正な価格での買い上げるよう要請することや、新潟県のような県独自の価格保障制度の創設を求めました。

エネ協でプルサーマル最終受け入れの報告を聴取                                  議会としては共産党以外の会派が了とする方向に

 30日、県議会のエネルギー政策議員協議会(エネ協)が開かれ、8/6に知事が正式受け入れを表明した経緯などについて、県の説明を求めました。

 私たちは先週、議長に対し知事の出席を求めていましたが、知事は出席せず生活環境部の佐藤部長が、①技術的3条件の確認経過と県の最終判断について、県の受け入れ判断後のプルサーマルを巡る状況についての2点について報告を受けました。ほかに同部の荒武次長、小山原子力安全対策課長らも出席しました。

  きょうのエネ協で質問に立ったのは宮川県議だけでした。宮川県議は次の5項目について質問。

 ①県民の意見を聞く場を設けるべき ②県の到達点である02年の「中間とりまとめ」の疑問点のうち、「核燃料サイクル」に関する7つの疑問点は解消されたとはいえないのではないか ③原発の技術連絡会の下に安全確認のためのプロジェクトチームを置いたが、今後の監視の方法は ④核燃料サイクルも使用済みMOX燃料の県外排出の見通しもたっていないではないか ⑤8/23に起きた1F3での作業員の内部被曝事故についてを質問。

 このやりとりを終えたあと、エネ協としてのまとめが会長(議長)から提案されましたが、「慎重な意見が一部にあった」とする部分については、宮川県議が「私たちは中止を求めてきた」ことを明記するよう求めましたが、議長、副議長に文案をまかせてほしいとなりました。

 いずれにしても、議会としては、私たち共産党会派以外の会派は、「県の判断を了とする」意見をとりまとめる方向です。受け入れを表明した知事も知事なら議会も議会です。

 県民のいのちや安全よりも、核燃料サイクルについての見通しもたっていない中でプルサーマルの受け入れを決め、国や電力会社、立地町の思惑どおりに、危険なMOX燃料を老朽原発で実施することにゴーサインを出したわけです。

 私たち共産党県議団は、今後とも県民のみなさんととともに、県と県議会の厳しい監視役として奮闘する決意です。

中田地区市民運動会

              【高齢者の玉入れ。これが意外に難しいのです】

                          【来賓として一緒に参加した吉田県議とともに】

 29日、きょうも相変わらず真夏の30度を超える暑さの中、地元中田町の市民運動会が開催されました。

 私は、来賓の恒例の種目「樽ころがし」に参加し。参加賞はこれも恒例の「のし袋」でした。