党福島県委員会台風19号災害対策本部が、県へ緊急要望

15日、党福島県委員会台風19号災害対策本部として、知事へ緊急要望しました。
この間、国会議員や県議、市町村議員などが現地調査や避難者からの聞き取りをした内容をまとめたものです。
きょうは、県危機管理部の菅野政策監が応対しました。本部長の町田県委員長が要望書を手渡しました。


私からは、阿武隈川流域の越水被害と、内水面被害は8・5水害より大きかったこと。また、1次避難所の対応が温かい食事や下着や衣類、入浴などの提供が十分になされていない。
東日本大震災の教訓が生かされていないと感じる。県の出先機関を含め市町村を支援すべき。県職員の派遣も検討するよう求めました。

須賀川の丸本さんと伊達の大橋さんからは、農業被害と果樹被害への支援が必要と要請。いわき市では、浄水場が水没し断水が続いており、復旧のメドが立っていません。

芳賀地域公民館で避難者から聴き取り/調査をふまえ、郡山市へ要望

③避難所は、水門町の冠水地域の住民が多く避難している芳賀地域公民館を訪問。
避難所はとしての温かい食事の提供は、夕べ大町の青年ボランティアのみなさんが温かいすいとん汁の炊き出しをしてくれたそうで、ホッとした様子。でも、毎日ではないようです。
下着などの着替え、毛布だけでなく布団や入浴サービス、今後の住まいの借家住居の確保、浸水した家の消毒をなどの要望がありました。

このあと、岡田市議、高橋よしはる市議も同行し、市役所でこれらの要望を伝えると共に、国の激甚指定や県としても住まいや職員の派遣などを含め、積極的に行うよう共産党としても求めて行くことを伝えました。
市は、まだ浸水被害や越水地域があり、まだ全体の被害をつかみきれないでいる様子でした。

浸水被害が続く水門町へ

 

②岩渕友参院議員らと、1階が冠水した水門町へ。
私の選挙事務所は、ここの中心地の一番低い場所にあります。残念ながらコピー機や置いてあったリーフなどすべて水浸し状態でダメに。
まだ、県道の前は水が引いてなく、さらに、県道北側一帯と南側も水没状態です。ボートで消防本部や自衛隊が救出活動していました。救急車も出活動中でした。

 

 

 

 

自宅に入れずにいる避難住民からは、ネコが自宅にいるので心配と。早くポンプで排水してほしいと。阿武隈川は、きょうはほぼ通常の水量になったので、これから市役所に行くので、排水のことを伝えると約束。

市内田村町下行合地区で、逃げ遅れた人の救出を頼まれ119番通報

③田村町下行合の集落も水浸し。消防団や住民の方が集まっていました。
県議の神山です、と声をかけると町内会長さんでした。「神山さん、ちょうど良かった」と、聞けばこの先に水没した家に取り残された人がいる。1人は消防団が首まで浸かりながら救助したが、その先まで行けない。消防本部に救助をお願いしてくれないかとのこと。

消防団の方に聞いたら連絡はしていないとのことなので、私のケータイから電話。しかし、消防本部は今すぐに行けないので安全を確保できるのであれば待ってほしいとの返事。会長によれば電話で連絡とれるから大丈夫と。
このあと、通りかかったミニパトカーの警察官にも、事情を話ました。実は、この写真の、奥あたりで谷田川が決壊したとの情報ももらいました。

この先に、逃げ遅れた人が数人います!幸い、2階にいて無事のようですが。

 

台風19号被害状況調査

13日の災害状況調査。①郡山市内の阿武隈川の東側、阿久津地区はご覧のように水浸し。ここは水田です。作業小屋には、稲刈りしたばかりの籾やコンバインが入っていたと。
この先には、水没した大型ビニールハウスが屋根のほんの一部しかみえない。8・5水害(1986年)より大きい。せっかく、キュウリやトマトが採れるようになったばかりとも。

②阿武隈川、郡山第4中学校近くの堤防から。水位は、少しひいたようですが、この近くの石渕地区は、阿武隈川が溢水し、住宅が浸水被害したそうです。
避難所になった芳賀地域公民館で話を伺うと、ほとんどが水門町と下河原地区の方。横塚地区の方も何世帯かいました。この避難所は、非常食のご飯のアルミパックが渡されただけ。ペットボトルの水は、職員も市に要請の連絡をとっているが、まだ届かないと。岡田市議に連絡しました。

台風19号の浸水被害は、8・5水害より大きい!

③郡山駅が写真の奥の方向に見えるのですが、県道小野郡山線の田村町下行合地区です。一帯が水没しこれ以上は先に行けません。実は、この先の谷田川橋を越えた水門町に私の選挙事務所があります。1階まで水没状態とのこと。
途中、小さなお子さんを連れた若いお母さんに話を伺うと、ここの水害を近くまで見に行ってさらにショックを受けたと言い、話を聞いているうちに肩を震わせました。
私も近くまで行って分かりました。これはひどい、同行した宗像さんもつぶやきました。この小屋はどこからか流れ着いたもの。道路の真ん中です。

台風19号が接近~中田町の避難所も30人以上に

12日大型の台風が福島県を直撃し、夜には特別警戒警報が発令されました。
阿武隈川が郡山市内で阿久津橋と行合橋下流で溢れ出たと国交省のエリアメールが。

避難所は、阿武隈川周辺から始まり市内約30ケ所に設置されました。夕方、土砂災害警戒警報が出されました。夜夕飯を食べながら中田行政センターへ連絡したところ、4世帯が避難しているというので急いで食事を済ませて向かいました。
中田行政センターと同じ敷地内にある公民館の集会室に行き避難住民から聞き取りをしました。みなさん、裏山の土手の土砂崩れなどが心配とのこと。その間も、次々と避難者が増え続け10世帯31人に96歳の高齢者も。そのうち、子どもは3歳~中1まで。中には、夕飯を食べて来なかった子どももいて、職員に聞いて非常食のご飯を食べてもらいました。
中田町でこんなに多い避難者は初めてです。

その後も2世帯8人が避難すると連絡が入りましたが、私が夜10時近くまでには、お会いできませんでした。
帰宅途中の県道は、一部土砂崩れが2箇所。行政センターから聞いていたので注意しながら走ると、今度は冠水状態の道路。前の車がハザードランプで知らせてくれたので、なんとか通り過ぎました。
今朝は雨が上がり晴れ間も見えますが、阿武隈川は白河地方の上流で3倍の降雨量だったため、これから氾濫が広がりつつあります!

 

郡山市産業博が開催

郡山市産業博が、台風が接近する大雨の中、開催されました。もちろん、外のイベントはすべて中止です。
産業のコーナーでは、県立郡山テクノアカデミー校のものづくり、食のコーナーでは、華ノ湯社長や地元中田町の直売所の横田さんと。