躍進した党国会議員、さっそく議案提案権を行使し「政党助成金廃止法案」を衆院に提出

 躍進した党衆議院の国会議員団21人が、国会開会日の26日、さっそく議案提案権を行使し、「政党助成金廃止法案」を衆院に提出しました!

(以下の写真は、高橋ちづ子衆院議員のフェイスブックから転載です)

高橋ちづ子さんの写真

1人の力では事は成就せず

 中田町の50代の有志が「中田町を考える会」をつくりたいと集まり、共産党と民主党の県議・市議が呼ばれました。私と高橋よしはる市議が参加しました。 中田町のために党派を越えて力を貸してほしい、というのが主旨のようです。
 写真は、有志の1人が、各議員に出かける直前に書にしたためたものをプレゼントしてくれたもの。 1人ずつ言葉が違います。私には、「1人の力では事は成就しない」と言う意味の「独木不林」を頂きました! 早速、居間の壁に貼りました。毎日この言葉をかみしめて、県議選に向かって頑張ろうと思います!
神山悦子さんの写真
神山悦子さんの写真

東京電力の原発で相次ぐ重大事故~第1・第2で死亡事故、刈羽原発でも重傷事故

22日夕方、19~20日にかけてあいついで相次いで発生した東電の原発作業員の死亡事故について、県から説明を聴取しました。

今回死亡したのは、第1原発で雨水タンクの整備をしていた作業員と、第2原発で点検作業をしていた作業員で、2人とも県内在住者でした。

実は、昨年3月末にも、第1原発で土木作業員が死亡したばかり。東電は、その事故原因についていまだに公表していません。

県の説明によれば、東電は1/15に安全対策総決起大会を開いたばかりだったとのこと。

その数日前に作業員がケガをし、総決起大会を開いて拳を振り上げた当日にも、作業員が指を骨折するケガが発生。そして数日後に、今回の2人の死亡事故と刈羽原発でも1人が重傷事故。東電の原発で、事故が相次いでいます。

今回死亡した2人とも下請け作業員ではなく元請会社のベテランだったうえ、基本的な作業手順のミスという共通点があるとのこと。

現場では、国・東電が作業スピードをあげよとの見えない圧力が支配しているとの指摘もあります。事故原因の徹底究明と、作業の安全対策、廃炉・収束作業にふさわしい労働者の処遇改善が求められます。

ところが、県の担当者がすぐに現場にかけつけ情報収集していると、労働局から県は出すぎないようになどと言われたそうです。東電の労災事故だから、県が出るなということでしょうか、とんでもない態度です。

現在、第1原発の作業員は1日約7千人。1年前の3千人台の2倍以上に増えています。この中には外国人労働者も多数いると聞いたので県に調査を求めたところ、東電はその人数を把握していながら「公表しない」と回答してきたといいます。

IMG00782一方、21日に開かれた原子力規制員会の定例会で、田中委員長は建屋周辺の井戸・サブドレインの処理後の地下水を海に放出する方針を発表。「海洋放出やめよ」との傍聴者の発言に対し、田中委員長は「人が死んでもか」と筋違いの暴言をはいたそうです。海洋放出も暴言も、とんでもないことです!

 

2月定例県議会の予算・主要施策について知事申し入れ/「人間の復興」を最優先に!

20150122142138[1]DSC_8528 22日、各会派が2月定例県議会の予算と主な施策について知事申入れを行い、共産党県議団は9項目(県予算、復興・イノベーション構想、原発事故対応、除染・中間貯蔵施設、完全賠償、被災者支援、農林・中小企業支援、子育て支援・教育行政など)について要望。

私は、今年は戦後70年・被爆70年、阪神大震災から20年、また東日本大震災・原発事故から4年、そして5年目に入るという節目の年であることを踏まえ、県民1人1人の復興、住まいと生業の再生を中心とした「人間の復興」、福祉型県づくりの予算となるよう求めました。DSC_8534

DSC_1003一方、安倍政権は、昨年12月の総選挙後、商工業者等の原発事故損害賠償の打ち切り方針や中間貯蔵施設建設での地権者を置き去りにして業者を選定するなど、「強権的な姿勢」をいっそう強めてきていること。

国の原発再稼働・海外輸出と「福島切り捨て」は、表裏一体のだと指摘し、県の役割発揮を求めました。

 

県復興共同センターが賠償打ち切り問題で県に要望

DSCF5068-480x318[1]19日、県復興共同センターが、商工業者への損害賠償打ち切り問題で県へ要望。

16日の経産省との交渉内容を県に伝え、県としても県原子力損害賠償対策協議会の全体会を開くなどして、国へ素案の撤回を求めるよう要請しました。

郡山民商新年会~商工業者への損害賠償打ち切り問題で避難業者が報告

10933924_398931620282180_408175238528665436_n[1]18日夜は、郡山民商の新年会に高橋よしはる市議と共に来賓で参加(写真:挨拶する高橋市議。手前は七海会長)

また、16日に、原発賠償の営業損害が来年で打ちきりする問題で、経産省と交渉してきた会員が報告。富岡町で自動車整備工場をしていたこの方は、いま郡山に避難しています。

「いつまでも国の賠償があると自立できなくなる」との答弁に、怒りを 込めて「自動車整備は、機材がなければ仕事にならない。機械を持ち出すことも、新たに金をつぎ込んで再開するのも簡単じゃない。それが分かって言っているのか!」と思わず机を叩いたと。

地元の中田町新年会で挨拶

10929954_398925566949452_1159807563293310661_n[1]18日は、地元中田町の新年会でした。品川市長も来賓で参加。

私は来賓挨拶で、「今年は、戦後・被爆70年、阪神大震災から20年、そしてわが県の大震災と原発事故から4年、5年目に入る節目の年。

知事は4年だっても光と影があると言っているが、影の部分に光があたるよう頑張っていきたい」と述べ、また県道に凍結防止装置が設置されたことも報告。

10404168_398925630282779_5324928838614704065_n[1]1922396_398925656949443_3274662964889063070_n[1]

出し物では、お正月に各戸を廻る神楽も登場。私の地元町内会の青年たちが、演じました。聞けば私の娘と同級生もいました。

実はまだ、続いていることを知らなかったのですが、どうも私の部落以外の地区で続けているのだそうです。

政調会2日目/県聴覚障がい者団体と県腎協が新年挨拶で来室

DSC_0936政調会2日目は、病院局、知事直轄、企画調整部、土木部、教育庁、生活環境部の6部局の説明を聴取しました。

病院局では、県立病院は現在3病院だけになってしまいましたが、避難地地域の楢葉町にようやく県立診療所を設置するとなり、開設にむけた経費が計上される見込みです。当面、無床でスタートします。医師・看護師不足への対応を質しました。

原発被災を受けた本県の情報発信のあり方については、プラスイメージの発信に偏らないよう求め、風評・風化対策などへの対応についても食品分析機器を首都圏の福島館などに置くなども提案しました。

一方、第1原発の汚染水問題についても、最近も2号機建屋海側の観測用井戸から高い放射能が検出されたばかりです。

国は、経産省が主体になり県や双葉地域の市町村も入りロボット産業などの「イノベーションコースト構想」を打ち出したり、帰還するためのハード・ソフト事業メニューは次々と目につきますが、帰還したくてもできない避難者への支援は大変弱いのではないかと指摘しました。

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DSCF5056お昼の休憩時には、県聴覚障がい者団体の役員のみなさんが新年の挨拶で来室しました。昨年県議会でも手話言語法の制定を求める意見書全会一致で採択されていますが、県内市町村でも採択が相次いだとのこと。今後は、県でも条例化を求めてほしいと要望されました。

DSCF5062さらに、県腎協の役員のみなさんも来室。透析を受けながらの活動を続けていて、車イスになった方もおりました。患者自ら頑張っている団体ですが、今後も国や県の患者団体に対する支援を後退させないよう、私たちも奮闘しなければと改めて思いました。

 

 

14~15日の2日間は、2月予算県議会に向けた各会派の政調会

DSCF50492月予算県議会に向けた政調会が、きょう14日と15日の2日間行われ、各部局の説明を聴取しました。きょうは、農林水産部、総務部、企業局、県警本部、保健福祉部、商工労働部の6部局から説明を受けました。

新年度当初予算規模は、予算要求中ですが今年当初予算1兆7千億円を超える規模とのこと。国の予算概算は本日閣議決定されましたが、地方創生に1兆円が歳出に計上されたほか、一般財源総額では今年度を上回る予算が確保されたとしています。しかし、国は「危機対応モードから平時モードへの切り替える」として、地方税収が増額するからと別枠加算が一部縮小されました。

本県は、原発事故から3年10カ月が経過しても、いまだ復興は緒についた程度です。もちろん、県は国と共に浜通り地域にロボット関連等のイノベーションコースト構想や、郡山市には医療機器開発・評価センターの本体建設工事、県立医大には国際医療科学センターを来年度稼働に向けて整備するなど、いかにも華々しい。

その一方で、放射能汚染による被害からの農林水産業や中小企業が業としての復興するのは、これからという状況です。加えて、「人間の復興」にかかわる子育て支援や高齢者支援をみれば、安倍政権による法律の改悪の影響も受け、いっそう困難なことが明らかになりました。福祉や介護分野の職員の増員と賃金アップが必要と再三求めていますが、県独自の具体策はまだありません。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ところで、14年産米価の下落対策として、米生産者に対し優良水稲種子の購入を県が3分の1を助成し生産農家を下支えすると表明。これは市町村負担なしで考えているとしています。また、福島市のパナソニックの工場が閉鎖し300人従業員に影響が出る問題で、商工労働部長が昨日大阪の本社へ出向いて要請するなどもあり、引き続きの対応を求めました。

各部局に対し、私たちは原発事故から4年が経過する新年度は、国や東京電力が原子力賠償の営業損害に終期を設けるなどの方針にみられる安倍政権の「福島切り捨て」をやめさせ、県としての役割を発揮して独自の支援策を含め、さらに必要と強調しました。

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