ここは、郡山市中央工業団地側の谷田川堤防決壊現場です。
あちこちに大きな穴が空き、堤防の幅が半分欠落しています。工場や事務所に土砂が埋まり、大型トラックも半分以上の高さまで水没。
きょうは、次の台風20号の降雨が接近しているため、決壊部分の土嚢積み作業が急ピッチで行われていました。
対岸の大きく決壊した箇所も、私たちが県に申し入れたあと、写真(高橋善治市議が現場を確認した資料です)のように応急対策が完了。
夕方、県中建設事務所へ台風19号の逢瀬川浸水被害と、県道の通行止め箇所について要望しました。
阿武隈川の合流点に近い逢瀬川は、河川改修工事中でした。その両岸の住宅地では、床上1~2メートルに及ぶ浸水被害が発生しました。これまで経験がない被害です。地図は、向かって左が阿武隈川の合流点の方向です。
県は、逢瀬川の両岸の堤防は、嵩上げをする計画となっている。現在の橋梁の部分を除き、発注も済んでいること。今回の若葉町の浸水被害地については、市道の基礎部分や住宅の土が流出した部分は、県の予算で対応していく考えだと回答。一方、土砂が山積みになっている部分については、何らかの流出防止が必要と求めておきました。なお、逢瀬川の改修は、現在の橋梁部分以外は用地賠償も両岸の工事予算がついていますが、工事はあと1年程度かかる見込みとのことです。
また、県道が通行止めになっている西田町高柴地区と中田町斉藤地区の2ヶ所について、早期解消を求めました。
20日の午後、若葉町の逢瀬川の浸水被害現場を見に来てほしいと連絡がありました。ここは阿武隈川の合流部分に近い支流の逢瀬川沿いの地区です。
若葉町は、災害ごみがいっぱいで、近所の方から早く撤去をと要望がありましたが、きょうは、だいぶ減っていたので、自衛隊が撤去していったようです。さて、ここは、新築の住宅も建て替えた家も、逢瀬川のそばなので、道路の地盤から1mも嵩上げして建てているのが大半です。それなのに、今回床上1.7~8mも浸水とは。13日夜中から2日間水没していました。
県が、逢瀬川の改修と橋梁の付け替え工事中だったこともあり、住民の不信と怒りが強く寄せられました。
ところで、被災者生活再建支援法の全壊・大規模半壊・半壊・床上浸水の基準。ここのように嵩上げ分が、みなされないのは納得いかないというのは理解できます。何とか基準の見直しができないものでしょうか?
④須賀川の釈迦堂川から越水し、浸水被害地域の被災現場へ。
丸本ゆみこ県議予定候補と横田ようこ市議、堂脇あきな市議らの案内で、電気店や食事処は床上浸水に。営業再開まで復旧費用もあり支援が必要と。
舘取地区で一番浸水したお宅では、3.5メートル、2階の窓下までに。8・5水害より上がったとも。
⑤このあと、須賀川市役所へ行き、橋本克也市長へ義援金を手渡すと共に、国への要望などをお聞きしました。橋本市長は、3・11の教訓を生かし、災害対応と農業や商工業者へのグループ補助金で支援してほしいと要望されました!
18きょうの視察をふまえ、志位委員長が早速、武田復興大臣に直接電話。避難所での温かい汁ものの食事や布団の提供。浸水被害は長期避難になることから、借り上げアパートやホテル・旅館の提供や商工業者へのグループ補助など、東日本大震災の時に実施した制度を早急に示してほしいと要望しました。