共産党被災3県の政府交渉~米の全袋検査継続の要望に、農水省が「検査継続は風評を広げるとの声がある」などと、トンデモナイ発言!

27日、共産党東北ブロック主催で、被災3県の政府交渉を行い参加しました。岩渕友参院議員、高橋千鶴子衆院議員、ふなやま由美衆院予定候補、紙智子参院議員が同席しました。

福島からは、県議の私と馬場績浪江町議、そして斉藤、橋本、熊谷の4人の衆院予定候補が参加。福島県の要望は、第二原発の廃炉や賠償の継続、浜通りの深刻な医療・介護・保育士確保のための処遇引上げへの支援、避難地域のデマンドタクシーなど地域公共交通などへの支援、JR只見線復旧に関わる自治体の負担軽減などを求めました。

その中で、米の全袋検査の継続を求めたことに対する農水省の答弁には驚きました。なんと「検査の継続は、かえって風評被害を広げるという声もある」と述べ、「県からの継続要望があれば、検討する」と回答。私がこの発言を確認をしましたが、同じ発言を平然と繰り返したため、岩手、宮城の参加者からも抗議や撤回を求める声など、参加者は一斉にブーイング。

自宅に戻ると、夕方のテレビニュースで、生産者、JA、流通業者などが集まりここの問題で協議会があったそうで、会津地方から農水省が言っていたと同じ意見が出て、一方で浜通り地方では検査の継続を求める声が出て、意見は一致しなかったとのこと。さて、県はどういう態度をとる考えでしょうか。

先日、岩渕友参院議員と共に訪問したJA中央会では、「全袋検査が、流通の前提」とはっきり述べています。私たち共産党も、安全・安心、風評被害を払拭するためにも米の全袋検査を継続すべきと考えています。