「安達管内に特別支援学校の設置を求める会」が、県教育庁交渉

29日、安達地方の障がい児を持つ保護者でつくる「安達管内に特別支援学校の設置を求める会のみなさんが、鈴木久之さん、平敏子二本松市議らとともに県教委に要望し懇談しました。

県議会各会派にも呼びかけたそうですが、参加したのは私たち共産党県議団の4人でした。県教委からは、特別支援教育課長らが応対しました。
会のみなさんからは、「今後10年かかるというのではなく、1日も早く学校を設置してほしい」と強く要請。県教委は、安達地区の3市村の教育長からも今月24日に要望を頂いている。3地区とも5~6年後ぐらいまでには設置したい方針です」と回答がありました。

また、保護者からは実態も訴えられました。子どもの状態によってはバスに乗せられない時がある。その時は親が田村支援学校や郡山市のあぶくま支援学校まで車で送っていくが、40~50分はかかる。今回のような雪道だと1時間半もかかったとのこと。

共働き家庭では、通学バスがあるのは助かっているが、近くに特別支援学校があれば、もっと親も子どもたちも負担を軽減できると訴えられました。

特別支援教育課長の説明では、候補地の選定などはこれからだそうですが、各地区の懇談会費用を新年度予算に計上する予定とのこと。党県議団としても、他党議員とも連携し超党派で引き続き早期設置を求めていきたいと思います(マスコミも取材に駆け付けました)。

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ところで、交渉後に保護者のみなさんと懇談しました。その中で、通学バスはありがたいが、子どもたちが立ち上がっては危ないと、安全のため椅子のシートベルトを装着させるだけなく、さらしの布で巻いてしばっているというのです。これには驚きました!
子どもは嫌がって暴れたりパニック状態になるといいますが、当たり前です。これは人権侵害というものです。通学バスには補助員が添乗しているそうですが、あくまでも運転手の補助員であり、障がい児の専門家ではありません。私たちもこの点の改善策を早急に求めていきたいと思います。