商労文教常任委員会の県外視察/佐世保・福岡・熊本の観光の取り組み、武雄市(佐賀県)のITC教育を調査

1/29~31は、県議会の商労文教常任委員会の県外視察で九州方面へ。観光や教育の取り組みを調査しました。

観光・インバウンドについて、長崎県の佐世保市、福岡県の福岡市、熊本県を調査。佐世保市では、佐世保観光コンベンション協会から説明を受けました。

佐世保市は、アジアからの観光客が多く、特に外国人宿泊数では台湾・韓国・香港の順に多いのが特徴で、米国からも多いのは、ここに米国海軍の基地があるからのようです。このあと、旧海軍の歴史と戦後は米国海軍の基地となっている佐世保港がよくみえる場所に案内頂きましたが、なんとそこは海上自衛隊の佐世保史料館のセイルタワーでした。7Fの展望ホールからは、この日米国の軍艦が一隻だけ浮かんでいるのが見え、その横には米軍のための白い高層ビルの宿舎がありました。

福岡市のインバウンドは、韓国からの入国者が圧倒的に多いのが特徴です。クルーズ船の寄港も急増し3年連続全国1位。コンベンションホールをつくり、国際会議開催件数は、政令市では8年連続全国1位、2016年には東京都に次ぐ全国2位とのこと。天神に観光案内所には多言語の通訳者が配置されていました。飲食では寿司、ラーメン、屋台など。交通では、市民も利用しているバス1日フリー乗車券や地下鉄1乗車券などへの質問が寄せられるそうです。

佐賀県の武雄市では、タブレットを小中学生に配布し、ICT教育をしている取り組みを調査。

熊本県では、県庁で観光・インバウンドを調査。くまもんのキャラクターを観光や避難所で活用し、地震被害の時も悩んだが3ヶ月後に避難所を訪問し喜ばれたこと。くまモン関連商品の普及・拡大としてイラスト利用料を無料。県外業者にも開放、海外にも進出。

一方、くまモンは、「しあわせ部長」としての役割用も務めています。復興のシンボルとして貢献している取組みに、こちらも心がなごみました。

ところで、熊本地震の避難者の実態を伺うと、今も数万人いるとのこと。熊本県では、2年間にわたり被害があり、今年初めにもありました。自宅が地震被害を受けて住めないが、大工さんなど人手不足でなかななか進んでいないそうです。