18日、県の2月補正予算額と概要が発表されました。今回の補正総額は、約1,140億円の減額補正です。これにより、今年度予算累計額は、約1兆3,490億円となります(今年度当初予算は約1兆4,600億円)。
今回の補正は、主に公共事業費等の所要見込みによる減額予算ですが、一方で、昨年の全国の豪雨災害等を受けて国が防災対策を行うための予算を地方へ交付します。県は、この国の補正予算を活用し、防災対策工事の公共事業費の補正予算を計上しました。
➀県内の市町村や住民からも要望が多かった河川整備として、約57億6千万円を計上。内容は河道掘削や樹木伐採等です。国はこの事業は今後3年間の事業とする方針で、今回は初年分にあたります。
②砂防対策として、土砂災害を防ぐための砂防えん堤工事費等に約10億円。
③治山事業として、山地災害防止の治山ダム工事等に約3億円。
④道路整備として、道路の雪崩対策や橋梁の補修等に約28億5千万円。
いずれの公共工事も、ほぼ国の補正予算の交付金で賄われます。今年は、まもなく全国一斉地方選挙があるからでしょう。しかし、私たちはこの分野の予算の拡充を何度も求めてきました。ようやく国が予算化したといえます。