宮本しづえ県議が一般質問/避難している子どもへのいじめ問題、県立聾学校の校名変更議案は撤回を

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13日、きょうと明日は一般質問です。きょうはわが党の宮本しづえ県議が一般質問しました。

宮本県議は、県外に自主避難した子どもへのいじめがあいついでいる問題、原発事故による精神的賠償と農林業賠償について質すとともに、国保広域化、生活保護、頻発している高齢者運転事故とそれに代わるデマンドタクシーなどの公共交通対策などについて、県に質問。知事に対しては、子どもの貧困対策について質しました。

さらに、県立聾学校の校名変更については、教育長に議案を撤回すべきと求めました。きょうは、県立聾学校のPTA、同窓会、聴覚障がい者団体のみなさん30~40人が傍聴にかけつけました。

今回の県教委のやり方は、あまりにも強引です。校名変更の議案を12月県議会に提出すると説明したのが、11月の政調会でした。実は、校名変更を関係者にほとんど説明をしないですすめていたのです。

県立聾学校のPTAや同窓会、聴覚障害団体などは、こうした経過を各会派に説明し、「ろう」という言葉に誇りをもって社会生活をしてきた歴史があること。これまで県立高校で男女共学の校名を変更するときとはまったく違い、説明も合意もなく突然議案提案しているなど、進め方に問題があること。拙速に決めず、12月の提出される校名変更の議案には反対してほしいと要請。また、昨日は反対声明をマスコミに発表しています。

この問題を取り上げたのは、共産党だけですが、民進・県民連合会派の役員も宮本県議の質問に対する当局の答弁は、あまりにもひどいと、議会での対応を検討していることもわかりました。障がい者をどうみているのか、知事や県教委の姿勢があらためて問われています。

 

吉田英策県議が、代表質問~知事は、11月の地震被害を受け「第二原発廃炉」の決断を国・東電に迫れ!

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9日、共産党県議団を代表し、吉田英策県議が代表質問で登壇しました。

今議会前の11月22日発生した福島県沖を震源地とするM7.4の地震は、3・11の「余震」と気象庁も発表する大きな地震でした。福島浜通り沿岸部には「津波警報」が発令され、福島第一、第二原発の敷地にも1m前後の津波が襲来。さらに、福島第二原発3号機では、核燃料棒が入っている燃料プールから水があふれ、冷却機能が1時間半にわたり停止しました。第一原発でも共用プールから水があふれ、港湾内のシルトフェンスが壊れる被害が出たのです。

吉田県議は、知事に対し、県民を震撼させた今回の地震被害をみれば、今度こそ「福島第二原発の廃炉」を明言させるよう国・東電に迫るべきと知事の見解を質しました。

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吉田県議の再質問、再々質問を受けて知事は、「今回の地震による第二原発のトラブルは、本県全体に大きな不安を与えるとともに、特に避難指示が解除されて故郷に戻った住民の方々、あるいはこれからいつ故郷に戻ろうかと真剣に考えている住民のみなさんに対して、大きな不安を与えるものであった」と述べ、「こうした住民のみなさんの思いや県民の強い思いである県内原発全機廃炉を今後も強く訴えていく」と答弁しました。

 

これは、12月県議会で、自民・公明を含む全会派一致で「第二原発廃炉を求める意見書」を提出する方向になったことも背景にあるとは思いますが、私たちが主張していた「第二原発廃炉」は復興の前提、が知事の口からも語られたことになります。

東電へ、福島第一、第二原発で冷却系のあいつぐトラブルと情報公表の遅れ、第二原発の廃炉を緊急申し入れ

dscn72166日、県議団は、県庁内の控室で、東電に対し「福島第一原発、第二原発であいつぐトラブルと情報公表の遅れ、第二原発の廃炉を求める緊急申し入れ」をしました。2項目についてですが、1つはトラブルの発生と情報公表の見直しを図ること。もう1つは、第二原発の廃炉を決断することを申し入れました。

dscn722611月22日、福島県沖を震源地とするM7.4(震度5弱)の地震によって、福島第二原発3号機で燃料プールから水があふれ、冷却機能が約1時間停止しましたが、公表したのは約2時間後でした。しかも東電は、2日後に当初発表した内容を訂正したのです。

さらに、昨日5日午前10時すぎに第一原発3号機で溶けた燃料(デブリ)を冷却するための注水が1時間にわたり停止。別の注水ポンプで注水を再開できたとのことでしたが、点検中の作業員が誤って注水ポンプのスイッチにひじをぶつけたのが原因でした。

そして、その前日の4日夜10時にも第一原発1~3号機使用済み燃料プールの2次冷却系の設備で警報が発生し停止。これも作業員が誤って接触したとのこと。溶融燃料や核燃料を冷やす冷却機能停止は、県民にも大きな不安を与えています。

東電に対し、いずれも冷却系のトラブルであると指摘。情報のあり方についても、まずは第1報ではないかと述べ、あまりにも遅いのが続いていること。トラブルへの対応も情報の在り方も抜本的な見直しが必要と要請しました。

また、第二原発については、国が事業者が判断すると言っているのだから、これだけのトラブルが続いている中で、この際、東電として廃炉を明言すべきと指摘、社長にも伝えてほしいと要請しました。

安倍暴走政治ストップ!共産党~衆院福島選挙区、1~5区予定候補を発表

15317929_705306279644711_8467531134681594605_n15日、共産党福島県員会は、衆院1区の予定候補を県庁で記者会見し発表しました。これで、1~5区すべての予定候補が揃いました。

15390735_705306229644716_5417004218999436357_n115284855_705306242978048_2687083471007180972_n1安倍政権の暴走政治は、あらゆる分野に及んでいます。原発再稼動、戦争法、沖縄基地問題、年金カット、TPP、カジノ法案など、自民、公明、維新も加わり数の力で悪法を次々と通過させています。こんなひどい政治でいいのでしょうか。

5人の予定候補を先頭に、「安倍暴走政治を許さない!」と、党派や立場の違いを超えて退陣させるまで、力を合わせていきましょう。

「アベ政治を許さない!」全国一斉行動~郡山駅前で共同宣伝

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沖縄に連隊して、米軍基地の辺野古・高江建設反対!もアピールしました。

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ひだん連のみなさんが、自主避難者の住宅供与の継続を求め来室

12/1、ひだん連のみなさんが、自主避難者への住宅無償提供を県が来年3月末で打ち切ろうとしていることに対し、「継続」を求める請願を12月県議会に提出するため各会派に要請来られ、きょうは県議団控室に来室されました。

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12月県議会は、来週6日に開会され21日に閉会予定です。今議会は、吉田英策県議が代表質問、宮本しづえ県議が一般質問、討論は私が行う予定です。

この避難者支援の打ち切り問題はじめ、農林業の賠償、除染対策、そして11月22日の余震による第二原発3号機での燃料プールの冷却停止と情報の遅れ問題、第二原発廃炉の国に明言すること。さらに、安倍倍暴走政治と県民生活を守る県政などについて、医療、介護、福祉、教育問題等にについて質していきたいと考え、現在準備中です。

聴覚障がい者団体・同窓会~県立聾学校の校名変更は、拙速に決めないで!

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30日、県教委が、12月県議会に県立聾学校(分校を含む)を「県立聴覚支援学校」に校名を変更する条例案を提出しようとしていることに反対を求め、関係団体の県立聾学校同窓会や県聴覚障害者協会、手話サークル連絡協議会、手話通訳問題研究会のみなさんが、校名変更の条例案に対し反対か継続審査にしてほしいとの陳情書を各会派に提出しました。

党県議団は、私が代表して懇談しました。懇談では、反対する理由として、①「聾」という言葉をなくすことは、国連・障碍者の権利条約第24条3項に反するのではないか ②校舎新設や校名変更する際には、在学生や保護者者、卒業生や地域住民との間で意見交換や説明会がほとんどなされていない、ということです。

つまり、校名変更を11月22日の新聞報道で知ったこと。学校側から同窓会に事前に話があったが、12月に変更する条例案が提出されるとは思わなかったとのことです。それにしても、関係者のみなさんの合意を得ないまま拙速に校名変更するとは、県教委のあまりにも強引なやり方ではないでしょうか。

県復興公営住宅で、ベランダから階下への水漏れ問題で現地調査

img_4199img_420228日、馬場績党浪江町議からの連絡で、二本松市安達町に建設された県の石倉復興公営住宅団地で、エアコンの排水がベランダから漏れ出て、階下の住人から県を通じて苦情を訴えられた件で現地調査を行いました。日曜日でしたが、県の復興公営住宅課の新関課長にも同行していただきました。

石倉復興公営住宅団地は1~6号凍まであり、民間業者が建設したものを県が買い取る方式です。3つのJV企業が、2棟ずつ建設。今回苦情が寄せられたのは、そのうち最も早く完成し、11月に入居開始したばかりの3~4号棟です。この日の現地調査でも、2階と3階のベランダから階下のベランダに水が滴り落ちて、写真のように砂利の部分が黒く濡れていました。

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15181546_701351393373533_3533409155637802671_n1img_4206現地を見たり、住人からの聞き取りで原因が判明しました。

今回水漏れした3~4号凍は、ベランダに排水処理設備が全くなく、柵の下部の鉄板プレートに一定間隔で穴が空いていました。つまり、その穴から排水や雨水がダダ漏れするような構造です。階下の住人が布団を干していて、苦情が出たのは当然でした。これは、明らかに工法に問題があります。

他の2JV社の建物も視察しました。1~2号棟は、ベランダが腰の高さまでの壁でおおわれていて、両端は排水用の穴が設置されていました。階下に漏れることはないようですが、エアコンのホースを直接差し込まないとベランダ内に水が溜まってしまいかねない構造です。img_4232img_4243

img_4245もう1つのJV社の建物は、きちんと排水を考慮した構造になっていました。ベランダ南側に数センチメートルの深さの溝がついています。そして両端の穴に流れ込むようになっていて、この穴が外付けの配管と直結していて、流れ落ちるようになっています。これは参考になると思いました。

いずれにしても、県はベランダや共通通路の外回りの排水処理についても、基準を設けるなどの対策が求められるのではないでしょうか。

同行した県の担当課長は、水漏れの対策を緊急に実施するとともに、今後の恒久対策については検討すると述べました。

 

 

 

12月県議会と来年度県予算編成(第1次)に関し、知事へ申し入れ

 

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5日、党県議団は、12月定例県議会と2017年度県予算編成に関する知事申し入れを行いました。
安倍政権の暴走政治に関しては、TPPからの撤退、南スーダンへの自衛隊派遣中止、残業第ゼロ法案の廃止と電力会社への残業上限撤などはしないよう政府に求めること。年金削減などの社会保障改悪問題、戦争する国づくりにつながるあらゆる策動を認めないよう知事に要望。
 一方、知事のアメリカの国連本部での講演で「県土の95%では震災前と同様の日常生活が営まれているが、残り5%は避難が続いている」との発言は、原発被害を受けた福島の現状がいかにも小さいように受け取られかねない発言であり、5%の避難区域はもちろん、95%の避難区域外でも、程度の差はあれ被害が続いているというのが現状である。県外や世界に向けて発信する時は、本県の現状をありのままに伝えるよう求めました。
この他、原発事故対策と地域主導型の再生可能エネルギ―の推進、再除染の実施、農林業の賠償素案の撤回、子育て支援、女性の地位向上と差別撤廃、教育の充実、災害時の避難所となる学校や病院の耐震化・洋式トイレの整備などを要望。伊達のイオン出店問題、オリンピックの一部競技誘に関しても申し入れました。

「国・東京電力は責任果たせ!11・13ふくしま集会」に1,500人/とめよう!原発再稼動 かえよう!福島切り捨て政治」の100万人署名運動スタート

13日、福島市のパルセいいざかで、「国・東京電力は責任を果たせ!11・13ふくしま集会」が開催され、県内はじめ全国から約1,500人が参加しました。

15027497_692840377557968_7556609668154287597_n114991817_692840437557962_3628917736644411453_n1斎藤富春福島復興共同センタ―代表委員が、主催者挨拶。原発事故から5年8か月たつ今、復興からほど遠い福島の現状と課題、これまでの取組と併せて新しく始める「とめよう!原発再稼動 かえよう!福島切り捨て政治」の100万人署名運動のスタートを呼びかけました。

来賓として、浪江馬場有町長、岩渕友参院議員が挨拶。増子輝彦参院議員のメッセージを民進党県連政調会長の高橋秀樹県議が代読し、挨拶。米山新知事を誕生させた原発をなくす新潟県連の小市信事務局長が連帯挨拶しました。

このあと、福島原発たたかいと今のコーナーに移り、飯館村のかあちゃんぽプロジェクトを立ちあげた渡辺とみ子さん、今年7月に避難解除されたばか15036546_692967670878572_7659639515035965568_n1りの南相馬市小高区の渡部チイ子さん、来年3月末で仮設・借り上げ住宅の退去を迫まられている川内村の志田篤村議、さくら保育園前園長が訴え、民商県連、農民連、原発訴訟原告団全国連絡会などが檀上に横断幕を掲げて訴えました。

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中でも感動を呼んだのは、馬場浪江町長の特別報告と、農民連の須賀川の樽川さんの訴えです。

馬場町長は、原発事故発生後から避難の当時のようすを語り、情報がないまま線量が高い津島に避難してしまったことへの悔しさ。この話は、避難先に初めて町長を訪ねた当時もうかがっていますが、何度聞いても涙がこぼれます。また、須賀川の樽川さんは、キャベツ農家だった父が放射能被害を苦に原発事故発生後まもなく自殺したことを訴えました。東電を相手に裁判を起こし、ようやく賠償が認められものの家族のこの5年余の苦しみを思うと涙が止まりせんでした。

私たち福島県民が受け続けているさまざまな被害と、原発事故が収束などしていないのに事故は終わったかのようにして避難者支援や除染・賠償の打ち切り、さらに、あろうことか東電は柏崎刈羽原発を再稼動させようとしています。安倍政権も福島第二原発の廃炉を明言しないまま、川内原発と伊方原発、今度は玄海原発の再稼動をすすめ、インドへの原発輸出も締結するなど許せません。原発事故を起した国・東京電力は、加害者責任を果たせ!!です。