県議会で北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議を採択/決算審査で土木部の不適正処理について質疑

  12日、一般質問の2日目でした。本会議の冒頭で「北朝鮮のミサイル発射に断固抗議する決議」を全会一致で採択しました。この日、北朝鮮が、朝に発射を見送るかにみえた報道がありましたが、午前9時49分にミサイルを発射し、沖縄上空を通過しフィリピン東沖に落下したことが判明。

県議会で急きょ代表者会議が開かれ、抗議の決議か意見書を提出することが提案され、全会派も一致して提出する方向になり、午後の本会議冒頭で決議を採択しました。

北朝鮮のミサイル発射は、98年、06年、09年、そして今年4月に続くものです。「我が国を含む関係各国の事前の警告にもかかわらず、今回、発射を強行したことは、我が国を始めとする国際社会の平和と安全に深刻な脅威を与えるものである」とし、「よって、本県議会は、国連安全保障理事会などを通じ、国際社会は一致して経済制裁を発動するなど、然るべき対処がなされるよう、毅然とした速やかな対応を強く求めるものである」とする、決議をあげました。

 

一方、県議会の11年度の決算にかかわって、県中教育事務所の非常勤職員の社会保険料の請求事務についての請求漏れ等があり、大問題になっていますが、さらに、12月になって、土木部からも国庫補助内示が今年3月にされていた下水道事業のついて、国へ請求漏れや、過少請求をしたことから、同部内の予算から充当したことを半年近くたって公表。これにかかわて、決算審査特別委員会が開かれました。

私は、出納閉鎖の過程で判明した6月から現在に至るまで公表が遅れたのはなぜか、職員間の事務引き継ぎや事務処理にかかわる対応と改善策について、今回は他の項目の不用残から移動し補てんしていたが、会計上は問題ないのかどうかの3点にわたり質問。

公表が遅れた理由は、国と協議を続けていたからというもので、また担当職員のみならず組織としてのチェック機能が働かなかったことを謝罪。

「会計法上は問題なし」とする土木部の認識に対し、総務部は「会計法上は問題ないが、処理の仕方は不適正」説明したことから、委員会で論議になり、土木部長も「不適正だった」と答弁。この問題を含めて決算委員会の結論は19日にまとめる方向です。

 

阿部県議が一般質問で登壇/賠償ではおよび腰の県、県内自主避難者への線引きやめず

 大震災・原発事故からきょうでちょうど1年9ヶ月です。福島県の復興は、今もほとんどすすんでいません。阿部県議は、除染、賠償、障がい者施設の復興、避難者・被災者支援、健康支援、伊達地方の農業振興、再生可能エネルギーなどについて県を質しました。

特に、賠償問題については、知事へ賠償対策協議会をいて市町村等と一体となって完全賠償を「オール福島」で進めるべきと質しても、知事は会長の私から国と東電へ要望したと述べ、協議会の開催については、9月県議会で阿部県議の代表質問への答弁と同じ答弁を繰り返すだけでした。

財物賠償基準を見直し、再取得可能な金額となるよう基準の見直しを求めても、国に求めているとするだけ。いずれも弁償問題では県の対応がおよび腰の姿勢が改めて浮きぼりになりました。

一方、県内自主避難者等にも18歳以下の子どもと妊婦のみ、しかも現に自主避難している人しか対応せず、新規受け付けは認めないと冷たい答弁に終始いました。

仮設住宅への畳については、1部屋分しか認めていなかったのを改善し、もう1部屋にも認めるよう質問。県は適用されるよう国と協議中であることを明らかにしました。

阿部さんの地元のブランドのあんぽ柿について、放射能の被害を受けて今年も作れない事態に対する県の対応を質問。放射能被害を受けた伊達地方の農業振興策については、前向きの答弁でした。

長谷部県議が代表質問/知事、初めて原発事故を「人災」と認める。県内自主避難者への線引きやめよ

 6日、県議会の各会派お代表質問がきょうと明日行われ、きょうはトップバッターでわが党の長谷部県議が登壇。

長谷部県議は、2月県議会に引き続き原発事故を「人災」と認識しているかと再び知事の認識を質しました。今回知事は、「少なくとも、津波に対する備えが不十分であったことにより、原子炉を冷却する機能が失われたことは、「人災」と受け止めるべきもの」との認識を初めて示しました。

また、今後の県政は医療・介護・福祉・子育て支援などの「福祉型県政」をめざすよう求めた点についても、知事は「未曾有の災害を経て、安全・安心の確保の必要性を改めて痛感した」とし、「県の総合計画案においても安全・安心の理念は、県民福祉の基盤として極めて大事なもの」、「県民福祉の基盤が震災前よりもより充実した体制となるよう取り組んでいく」と答弁しました。

その一方で県は、財物賠償基準の見直しを言及せず、県内自主避難者等への支援に新たな線引きを示したことを批判しても、どちらも前向きな答弁はありませんでした。

 

衆議院選挙が公示/12月県議会開会~オスプレイ配備撤回、教育関係意見書の新規請願・意見書の紹介議員に

 

 

 

いよいよ総選挙が公示されました。今回は、12の政党が多数乱立している状況ですが、第三極といわれる政党も含めて、元をただせば民主党か自民党党から分れたりしてできた政党であり、対決構図は鮮明です。

私は郡山の第一声で挨拶。スコールのようなものすごい土砂降りの中でした。

内政は財界中心」、外交は「アメリカいいなり」という60年もたつ古い自民党型の政治か、「国民が主人公」を貫く元祖ぶれない政党共産党と政治をよくしたい、あたたかい政治を願う多くの国民との対決です。

なお、本日5日、午後2時15分~JR福島東口で、志位委員長を迎えて街頭演説会を開きます。どなたでも自由に参加できますので、ぜひお出かけ下さい。5選挙区すべての候補、比例2番目の候補もそろって訴えます。

 

 

 

一方、12月県議会は4日開会しました。県議会は12/20閉会ですので、総選挙と全く重なりますが、どちらも頑張ります。また、きょうは請願・意見書の〆切日でもあり、今回も多くの新規の請願・意見書が提出され、オスプレイ関係の意見書以外は、私たち共産党と福島・みどりの風の2会派の紹介議員で提出しました。

県平和委員会からは、オスプレイ配備撤回、低空飛行訓練中止を求める意見書。完全賠償をさせる福島県北の会からは、「財物賠償基準」を見直し、再取得可能な賠償を求める意見書と、国に「原発ゼロ」の政治決断を求める意見書、政府の「事故収束宣言」の撤回を求める意見書の3本。

年金者組合からは、年金2.5%削減の中止を求める意見書。県社会保障推進協議会からは生活保護基準引き下げの撤回とより一層制度の充実を求める意見書。新婦人県本部からは、妊婦健診と、ヒブ・小児肺炎球菌・子宮頸がん予防3ワクチンへの本年度同基準の公費助成を求める意見書。

 そして、「ゆきとどいた教育を求める全国署名」実行委員会からは、教育予算の拡充、30人学級の充実・改善、私立高校の授業料等納付金を含め実質無償化などの請願・意見書、原発事故・放射能汚染から子どもたちを守る環境整備などの独自の要望も盛り込んだ意見書など、12本を提出。これに2万2,410人の署名を添えて県議会議長に提出しました。

私は、沖縄県議会から本県議会に請されている「オスプレイ配備反対」か、「低空飛行訓練中止」を求める意見書提出について自民・民主の2会派と協議をしましましたが、他会派は安全確保を求めるにとどまっています。

控え室に国見町の新町長の太田氏が挨拶にみえました。

 

 

明日12/4は総選挙の公示日。原発即時ゼロ、消費税増税、TPP参加、憲法改悪も許しません

いよいよ明日4日は総選挙の公示日。原発事故の被災県民にとっては重要な選挙です。12月県議会の開会日とも重なりますが、第一声の集会に出てから県庁へ向かいます。

13~14もの新党が乱立していますが、60年にわたる古い自民党型の政治を続けるのか、国民の立場で真の改革をめざす日本共産党が伸びるのかという対決構図です。政党のあり方も問われています。これら全ての問題で改革ビジョンを示し、「提案し、行動する。共産党」です。

原発は即時ゼロです。それは今停止している全国の原発をそのまま廃炉にするのが一番現実的な方法です。

3年後、あるいは10年後、20年後という党がほとんどですが、再稼動させれば、地震によって再び福島のような原発事故がどこで起きても不思議ではありません。活断層が指摘された大飯原発も中止すべきです。

消費税増税もTPPも憲法改悪も、今度の総選挙の重要な争点です。この間、これらの問題で「1点共闘」で運動が広がってきました。

日本共産党は、党創立90年の歴史を重ね、32万の党員、2万を超える党支部、2700人を超す地方議員が、国民のみなさんと力を合わせ草の根から政治を変えます。

選挙も国民からの個人カンパなどで行ない、党活動も国民に依拠した財政で活動し、政党助成金も企業・団体献金も受けとっていません。

今度の選挙は、選挙区では日本共産党の候補者名を、比例代表選挙では政党名で日本共産党と、2回投票がありますので、どうぞよろしくお願い致します。

平候補の選挙事務所開き

2日午前は、平候補の選挙事務所開きでした。郡山安達地区委員会の事務所が選挙事務所です。

事務所開きには、立錐の余地もないほどの参加者があり、医療後援会、女性後援会代表、平さんの地元二本松市議、県議の私も激励の挨拶。

そして、かわいいお孫さんから花束を受け取った平候補が「原発即時ゼロを福島2区から」と決意を述べました。

   団結ガンバローのあと、農民後援会が準備した必勝餅つきを平候補夫婦も行ない、きな粉餅をみんなでいただきました。

平選挙区予定候補と雪の中街宣/青年と共産トーク

12/1、午前中雪に見舞われる中で平2区選挙区予定候補と共に街頭宣伝をしました。12月の選挙は大変です。

でも、午後は天気が回復しあたたかい陽射しも出てくると、市民の反応もすこぶるよく、宣伝カーのそばにきて拍手をしてくれたり、車の中から手を振ってくれる人、演説をじっと聞いてくれる人、ドアを開けて握手を求めてくる人なども。

夜は、郡山の青年たちと「共産トーク」に参加。さまざまな質問が出され、平さんと私が答えました。

公示翌日の5日、志位委員長が福島入りし街頭演説/お気軽にご参加を

来たる12/5、午後2時15分より、JR福島駅東口で志位委員長が街頭演説します。総選挙公示翌日となりますが、どうぞお気軽にご参加下さい。

前衆議院議員の高橋ちづ子さん、東北比例2番目の候補となったいわぶち友さんと、県内5選挙区の候補も全員そろって訴えます。

自由で公正な選挙を、と国民救援会など3団体が県警と県選菅へ申し入れ

【県選挙管理委員会へ申し入れ】

29日、総選挙を目前に控え、国民救援会・自由法曹団・県労連の3団体でつくる自由で公正な選挙を求める会が、県警と県選菅へ申し入れを行ない私が同行しました。

この間全国では、マンションなどへ選挙法定チラシを配布していたことを管理人が住居侵入にあたるなどと通報し、不当にも警察が起訴するという事件が発生し裁判になりました。

また、休日にチラシを配布した国公職員を国家公務員の政治活動を一律に禁止する条項をあてはめ、警察が不当に逮捕起訴するという事件が発生。警察は事前に監視し尾行もしていたことも分かりました。

これらの事例を示し、行き過ぎた選挙活動の取り締まりをやめ、自由で公正な選挙活動を保障すること。また、国民の知る権利を奪ったり、民主主義を否定することにならないよう、職員への周知徹底すること。さらに、選挙活動への妨害など暴力行為に対しては厳正な対応をすることなどを申し入れました。

県警の担当者は「不偏不党・中立の立場で対応します」と述べ、県選菅も申し入れの主旨を上司へ伝えますと述べました。