11日投票で行なわれた参院選で民主党が過半数割れになったことは、消費税10%増税に対する国民のノーの審判が下った結果です。
共産党は、菅政権が公約にかかげた消費税増税の本当のねらいは、大企業(資本金10億円以上)の減税分の穴埋めにされることを告発して奮闘し、論戦では大きな役割を果したと思います。
民主党がマニフェストに大企業減税を掲げた背景には、財界の要求があること。また、普天間基地受け入れの背景にはアメリカの要求があることを指摘してたたかいました。
しかし、これらの訴えを届け切るには力及ばず、残念ながら共産党は改選時の4から3へと1議席減らし、東京では小池晃党政策委員長を落す結果となりました。私たちも悔しい思いですが、ご支援頂いたみなさまには心よりおわび申しあげます。
公約にかかげた消費税増税反対、普天間基地撤去、くらしと平和を守る政冶実現に向けて私も頑張る決意です。ご感想やご意見などお寄せいただければ幸いです。
今月30日には、新しい国会が召集されます。自民党は消費税の引き上げに向かってスケジュールを探っているようです。こちらはもともと財界べったりですが、民主党も同じ方向です。
福祉の財源も、財政再建も、消費税増税なしでできるのです。そのためには、大企業・大金持ちの税率を元に戻し応分の負担を求めること、軍事費を減らすこと、ムダな大型開発を中止することです。根本にある財界・アメリカいいなりをやめて、国民に顔を向けたあたたかい政冶に切りかえましょう。
< 比例代表選挙で今回当選した3氏です>
市田忠義さん 大門みきしさん 田村智子さん