前進座「切られお富」を観劇                                              嵐広也さんの7代目嵐芳三郎襲名披露口上も

    

          【前進座女優の横澤さん(右側の和服姿)らと共に】

15日、郡山パルのみなさんと恒例の前進座5月国立劇場公演を観劇してきました。

 今年は、前進座の嵐圭史さんが、3月にH21年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞されたことや、嵐広也さんが祖父・父の嵐芳三郎を襲名し、その披露口上もあるというのでかけつけました。

 嵐圭史さんの受賞理由は、「永年に亘り、前進座の中心俳優として活躍し、昨年5月の国立劇場で真山青果作「江戸総攻」の徳川慶喜を演じて優れた演技見せた。嵐圭史氏は、持前の優れた風姿と品位、明晰な台詞を駆使して、慶喜の人柄と言動を鮮やかに表現した」というものでした。

 昨年の舞台での圭史さんの姿がよみがえってきます。この日も、凛々しく演じていました。芸術・伝統を守っていく仕事は、人知れぬ苦労もあるはず。圭史さんの楽屋を訪ね、心からお祝いを申し上げました。

 また、公演に先立ち、河原崎國太郎さんの弟(嵐圭史さんの甥)の嵐広也さんが、7代目嵐芳三郎襲名を披露する口上がありました。

 嵐広也さんは、お富役の國太郎さんと共に、井筒与三郎役を初々しく、晴れやかに演じました。山田洋次監督もお祝いにかけつけようです。観劇されている姿をおみかけしました。

[子育て支援条例検討委の県外視察

 県議会の子育て支援条例検討委員会は、今年2月県議会に設置され、私が委員に入りました。来年は改選なので、今年12月県議会をめどに検討を進めます。

 13~14日は、すでに制定している大阪府、岐阜県、愛知県を視察してきました。他県は、県当局が作っていますが、わが県は議員提出条例とすることになるので、他県の条例を調査するのが目的です。

 ただ、人口規模が大きい大県よりも、わが県と同規模の岐阜県の条例は参考になりそうです。その岐阜県では、夕食を兼ねて長良川で1300年前から伝わる漁法の「鵜飼」を見学。私は初めて見ましたが、異常低温のせいでとにかく寒く、体が芯まで冷えました。

 【鵜匠の職名は、宮内庁式部職鵜匠です。松明の灯が、夜の川面を照らして】