改選後初の12月県議会での変化

 大変ご無沙汰しておりました。私は選挙の疲れが出てしまったのか、議会前に風邪を引いて久ぶりに38度の熱を出して体調を崩してしまい、代表質問の原稿準備が遅れて県議団や周囲のみなさんにご心配やら迷惑をかけてしまいました。

 すでに、改選後初の12月県議会が、9日~27日の日程で開会中です。開会日からの県議会のようすをまとめてお知らせします。

  【広くなった県庁控室で。もう1つの細長い部屋は、私たちの執務室です】

 5人の県議団となって交渉会派入りを果した県議団は、議会内での運営に直接関わるようになり、おかげ様で私も世話人会や代表者会議に入って協議する忙しい日々を送っています。9日の開会日は、正副議長の選挙が行なわれました。

 

【投票する私~共産党は、第1会派から議長、第2会派から副議長をと主張し、自民党へ3会派共同で申し入れもしたので、議長選では白紙、副議長選では第2会派へ投票】

 【党県議団からは長谷部県議(中央)が開票立会人に。これも交渉会派だけ】

 本会議場では、私たち5人が演壇に向かって左側を占めています。4期目の私の議席番号は50番。後ろの席の第二会派民主・県民連合の渡部会長らと挨拶を交わしました。

 自民党は公明党と組んで、開会以前から議会内のポストを独占する動きがすでに地元紙で報道。議長・副議長の他、6つの常任委員会のうち1つを公明党に配分(福祉公安委員会)する他は、すべて独占するというものです。

 震災・原発事故を受けた本県の議会でポスト争いなどやっている場合ではないはず。私は民主・県民連合、未来ネットワークと協議。

 その結果、3会派が「議長は第1会派から、副議長は第2会派から」で一致。9日の開会日、本会議での選挙前に自民党と公明党へ共同で申し入れしました。

 さらに、12日には6つの各常任委員会の正副委員長も本会議で採決となるため、新議長に対し、3会派共同で申し入れ、一方党県議団も県議会の民主的運営と議席に応じた比例配分をと申し入れました。

 

 

 

 

 採決は6つの常任委員会の正副委員長について1人ずつ行なわれ、賛成は自民・公明31に、反対27でからくも正副委員長の独占となりました。それにしても、採決時は自民党席もなんだか静かでした。

 このあと、知事が12月県議会への所信表明を行ない、福島原発の全基廃炉をあらためて表明しました。

原発賠償を線引きして県民を分断しないよう、全面賠償で国へ見直しを求めよと県へ申し入れ

 8日、国が原発賠償対象範囲をこれまでの指定区域から中通り地域までの23市町村に広げたものの、県南と会津地域を除外したのです。

 各市町村からは、一斉に「県民を分断するもの」と国のやり方に抗議する厳しい声があいつぎました。

 私たちもさっそく県の原発損害賠償の担当者と災害対策本部へ申し入れをしました。(文書は県議団ホームページに掲載)