”被災者の声を聴け”2・13国会総行動~被災4県から400人

3日、全国災対連が支援し、東日本大震災を受けた岩手、宮城、福島の3県と、昨年豪雨土砂災害を受けた広島県の組織が2・13国会総行動を行いました。

12時10分から衆議院議員会館前で院外集会を行い、広島、岩手、宮城のそれぞれの被災者が被災現状を訴え、福島県からは原発被災地の双葉町から避難している業者が訴えました。

共産党の国会議員の大平・堀内・高橋衆院議員3人が激励に駆けつけ、高橋ちづ子衆院議員が代表挨拶。署名も手渡されました。

「被災者再建支援制度を500万円に増額せよ」、「医療・介護の減免措置の復活を」、「福島県内10基すべて廃炉と汚染水など事故収束を国の責任で行え」、「商工業者の営業損害賠償の打ち切りやめよ」とみんなでシュプレヒコール!

神山悦子さんの写真
神山悦子さんの写真
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神山悦子さんの写真
神山悦子さんの写真神山悦子さんの写真

 このあと、院内で4つに分かれ省庁交。福島県の交渉には、産省資源エネ庁、文科省、財務省が出席。要請したのは、①営業損害賠償打ち切りを行わないこと、②精神的損害に対する賠償の継続、③賠償金には課税しないこと、の3点です。倉林明子参院議員も激励に駆けつけました。

神山悦子さんの写真OLYMPUS DIGITAL CAMERA

経産省は、今月末に迫っている賠償打ち切方針に、「オール福島」で反対の意見が相次いでいるのに、何度質問されても「撤回」は口にせず「今検討している」を繰り返すばかり。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

神山悦子さんの写真では、誰が「素案」づくりを担当しているのかと問えば、エネ庁の賠償担当室の我々のところと答弁。しかし、事故を起した東電を指導していると述べながら、「素案」は東電と一緒に作成したとも答弁。

 双葉町から避難している業者は、「原発事故で家族も従業員もバラバラになったが、それでもいつか双葉に帰りたいと。

会津民商からは、磐梯山のペンションも1人、2人とやめていく。でも、頑張って続けている人もいる。それなのに、年末に出された素案は「とどめを刺された」との声が出たと。「その現状を知りながら賠償を打ち切るのか」と怒りの声が次々とあがりました!

最後に院内で全体集会。ここにもわが党の国会議員が駆けつけ、仁比参院議員が代表挨拶し、「怒りの声」を出し合うことで政治はえ変わる。安倍政権の暴走と共にたたかいましょう!とよびかけ参加者を激励しました。

神山悦子さんの写真