二本松市に設置予定の仮設焼却施設の中止を求め、住民が環境省へ申し入れ

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26日、二本松市戸沢地内に建設予定の放射能の可燃性廃棄物減容化施設、仮設焼却場建設の再選定候補地の撤回を強く求め、住民のみなさんが環境省福島再生事務所を訪問し、要望書を手渡しました。

 福島環境再生事務所の減容化施設整備課の近野松男対策官が応対しました。ただし、仮設焼却施設の建設に関しては、本省で判断することになっている。意見を聞いて伝えるが回答はできないとの約束でお会いしていると。県民になんと失礼な態度でしょうか。
  夏無沼と東和の環境を考える会は、約1年前に東和地区住民の70%を超える反対署名を集め建設中止を求めていたのです。ところが、今年になって環境省は、昨年の候補地を取り下げた場所からわずか1kmしか離れていない場所を再選定したことが判明。
住民のみなさんは、「地元住民の合意」が前提ではないのか。夏無沼自然公園からわずか1kmしか離れていない。また、500mしか離れていないところには学校給食の一部や惣菜をつくる食品事業所があるが、風評被害が心配である。もし、解雇されたら50人ほどの比較的年齢の高い人が雇用されているので再就職は困難と、従業員の方が訴えました。菅野明二本松市議も、市長の姿勢の変化を指摘しました。
 環境省が、住民の声を無視し、地元の首長や有力者などと協議しただけで本省で判断し建設しようとする姿勢は、安倍政権の強権的なやり方そのものです。
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