北海道視察3日目~道庁でシカ対策を調査

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dsc0222425日は、北海道道庁でエゾシカの駆除対策について担当部から調査。本県でも原発避難地域を中心に広がっているイノシシの駆除た最近では福島市内でもクマが出没するようになっています。北海道は、エゾシカの捕獲推進を進め、減少に転じるとことまで来ているそうです。

参考になると思ったのは、微生物発効による減量化処理の取組みでした。家畜糞尿にオガくずを混ぜ、そこに死亡シカを入れておくと60~70℃で発酵し、数週間から1ヶ月程度で骨だけになるという処理方法です。ときどき混ぜて発酵を促す必要がありますが、焼却するよりもいい方法です。

その処理方法は、簡単な家畜糞尿置き場の小屋から、死亡シカを入れる細長い箱に死亡シカを発酵液に入れ、回転する棒を手動で回すしかけ、また本格的な立派な屋内ハウスなどバリエーションがいろいろです。

もちろん、においや肉汁の処理、発酵菌を使用するかしないか、撹拌する場合に人の手間、施設や機械を導入する、しないなどの課題はあるようです。dsc0223614064100_648333552008651_3079587428093462336_n[1]

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北海道視察2日目~北電・住友電工の大型蓄電システム実証施設、とかち鹿追町ジオパーク

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約300億円かかる実証事業は、100%経産省の補助金です。昨年12月から開始し3年間行うとのこと。レドックスフローという方法で、硫酸パナジウムイオン水溶液を用い電解液還流型。写真の大型タンクに電解液が入っています。学校の体育館3つ合わせたくらいの施設です。

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②午後は、とかち平野にある鹿追ジオパークへ。地学や生態系、人々の暮らしの関わりなど、子どもたちの学習の場、にもなっているとのこと。そういえば、ジオパークは、福島県の磐梯山が認証され実施しています。dsc02169

ところで、鹿追町の町長さんは、親戚が福島県にいるとか。北海道にはそうした方が結構多いとあらためて気がつきました。また、冬の気温はマイナス20度以下にもなるそうで、冬の厳しさは想像できないくらいです。

移動中のバスからは、台風の被害を受けたジャガイモ畑やビートの畑が少し見えまたのですが、写真におさめられずに残念。dsc02193

企画環境委員会の県外視察で北海道へ/苫小牧LNG基地、CCS実証実験施設

23~25日、県議会に企画環境常任委員会の県外調査で北海道を視察しました。台風接近で心配しましたが、無事日程どおり行ってきました。今回は、苫小牧、とかち鹿追町、札幌市北海道庁の調査です。14089275_647003132141693_3048175337918377753_n[1]14067545_647003142141692_375602485950814817_n[1]23日の1日目は、千歳空港から①石油資源開発(株)の勇払LNG基地、②同社の石井副社長が代表を務める苫小牧市にある苫小牧CCS実証試験センターを視察。

 

14063738_647480642093942_2576748526231896209_n[1]14022156_647480662093940_1320202858145683146_n[1]14079668_647480675427272_891998269520986331_n[1]苫小牧市にある苫小牧工業団地は、さすが北海道、海辺に広がる広大な工業団地です。石油資源開発(株)は、2020年までの操業予定で福島県新地町にLNG受け入れ基地と既存のガスコンロパイプラインへ接続パイプラインを建設する「相馬プロジェクト」を建設する会社です。現在、相馬港では巨大なLNG基地を建設していますが、新地町にLNG受け入れ基地をつくり宮城県以北へLNGガスをパイプラインを敷設する計画です。

私は、パイプラインの管の安全性などについて質問。特殊な管ですが、その実物が展示されていました。

dsc01984②このあと、苫小牧工業団地へ移動。なんと、この会社の副社長が、日本CCS調査(株)の代表者でした。経産省の公募「H24年度二酸化炭素削減技術実証試験事業」に応募し委託先に選定され、2020年までに実用化の実証をするとしています。実施主体は、この会社を中心に、経産省・環境省、大学、研究機関、民間企業が関わっています。

CCSとは、工場や発電所などから発生するCO2を大気放散する前に回収し、地中貯留に適した地層まで運び、長期間にわたり安定的に貯留する技術です。2011年から2050年のCO2排出の14%を担うと試算され、2012年度から苫小牧市にあるこの施設から、沖合に向かって1000m~3000mの海底に敷設した配管にCO2を圧入するという日本初の実証実験とのこと。

この背景には、2008年7月の洞爺湖サミットで、2020年までのCCSの広範な展開を始めるため、2010年までに世界的に20の大規模なCCS実証プロジェクトを実施するとなって、日本では全国115ヶ所の候補地から絞り込み、断層がないと苫小牧のこの地が選定されたとのこと。

でも、実は、008年度からすでに福島県勿来・いわき地点で3年間、過去の天然ガス田の開発により取得したデータを活用して貯留槽の評価が行われていたほか、実証プロジェクトに必要となるCO2分離・回収設備、圧入設備の概念設計などを実施していたのです。2009年度には海底パイプライン敷設の可能性をさぐるパイプラインルート調査も実施していたのですが、3・11の東日本大震災で中止されました。

しかし、CO2削減のために税金を使ってわざわざこれだけの大型設備と費用をかけて地層に埋める必要があるのでしょうか。企業活動への批判をかわすねらいはないのでしょうか。

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参院選挙後、米軍の辺野古基地と北部にへリパッド建設強行顕わの安倍政権/稲田防衛大臣、南スーダンへ自衛隊派遣を表明

安倍政権の強権的な政治が、参院選挙後にいっそう顕わになっています。共産党の国会議員も現場に駆けつけ、支援しています。

14040173_828367330632985_8665592627767544865_n[1]14045612_827442927392092_1273336647693638341_n[1]o0960072013732628315[1]沖縄では、米軍の辺野古基地建設に続き、北部高江地区に米軍のヘリパッド(ヘリ着陸帯)建設を強行し、住民が座り込みなどの反対行動に対し、全国から動員した警察の機動隊を集めてむりやり住民を引き離し行為を行っています。沖縄タイムスの記者も記者証をみせたのに、同様に引き離して報道の自由を侵しています。

さらに、稲田防衛大臣は、自衛隊を南スーダンに派遣させ、駆けつけ警護の任務に当たらせると記者会見しました。安保法制を強行してまもなく1年。法施行から半年が経過した今、自衛隊に武器を持たせて海外に派兵させ、殺し、殺される」ことを現実に実行させてはなりません!憲法違反のこんなやり方を何としてもストップさせましょう!