商労文教委員会の教育庁審査/県立高校の老朽化対策、教室エアコンPTA負担問題、学校給食へ県補助を

3日の教育庁審査では、学校のブロック塀について緊急修繕を要するところは当然実施すると共に、今後は専門家による点検を行うと答弁。私は、ブロック塀を含めてそもそも老朽化している県立高校の校舎等の修繕予算が不足しているのではないかと指摘。

委員会の視察で郡山市内や浜通りの高校などを訪問した際にも、校舎入口の壁がはがれていてコンクリート破片の固まりが落下することがあるので注意をとか、廊下の床がはがれているなど、あまりにも校舎の老朽化が目立ったこと。今年の高校卒業式や入学式に出席した際にも、体育館に雨漏りがあるので注意するようにと言われたことも紹介。施設担当課長は、各校からの修繕要望に応えるには現在の6億円の予算の10倍(年間60億円)は必要と答弁。

一方この日、全国一の猛暑を記録した本県ですが、共産党県議団が取り上げてきたPTA負担で設置している県立高校の教室のエアコンについて、他会派からも質問がありました。

私も改めて、PTA負担をやめて県が設置すべきと求めると、「小中学生と違って高校生なのでがまんも必要」などと担当課が答弁したため、「何を言ってるのか。文科省のいう17~28℃の基準どころか、30℃を超えているんだ」と、一斉に議員席からブーイングの声が上がりました。県教委は、「工業高校の実習室の温度を計測している」とも答弁したので、全校の教室でも計測するよう求めました。

さらに、県が設置すればどれくらいの費用になるか試算を質したところ、PTAが負担している1校当たりのランニングコストは平均年間380万円になっていると答弁。エアコンの設置費用を含め県立学校97校すべての教室には、約4億円程度あれば実施できることがわかりました。

小中学校の学校給食についても、全額無料や一部無料を実施している市町村が県内59のうちすでに29市町村の半数まで広がっていることを紹介。文科省の「学校給食ハンドブック」の解説を示し、県としても市町村へ補助すべきと求めました。ところが、県教委は「保護者に負担を求めることが原則で、それを超えて実施しているのは設置者の判断。県は設置者になっていない」などと答弁。しかし、県の試算でも約80億円あれば実施できるのです。県が、子育て支援や子どもの健康支援との観点に立つかどうかだと指摘し、そろそろ県が実施を検討すべきと求めました。

いずれにしても、「県教育予算の拡充」こそが必要と求めました。

4日は、意見書や請願に対する採決。共産党紹介の継続議案「義務教育費国庫負担2分の1への復活を求める意見書」は、私1人の賛成少数で否決に。しかし、全く同じ内容の県民連合の新規意見書は自民党が多数で「継続」扱いです。不可解なのは、県民連合の態度です。この間一緒に賛成でしたが、今回は同じ内容で新規提出し、共産党紹介の意見書を否決。秋の県知事選挙を控え、議会内での動きがあるようです。

県立学校でブロック塀不適合が19校~商労文教委員会で現地調査

<県立福島工業高校>

<県立聴覚支援校>
7/2、私が所属する県議会商労文教委員会で、商工労働部審査終了後に、福島市内の県立福島工業高校と県立聴覚支援校の2校で、ブロック塀の現地調査をしました。外気温32~33℃の猛暑の中でした。
ブロック塀の高さは私の150cm足らずの背丈を超えており、福島工業高校のプールのそばはさらに高く、私も完全に犠牲者となる高さです。また、控え壁も間隔がかなり広い。

大阪北部の大地震で、小学生が学校のブロック塀倒壊で圧迫死した事故は、大変痛ましい事故でした。この事故を受けて、県教委は6/19~20にかけて目視や計測による緊急点検を実施。
6/22の発表によれば、県立高校81校と特別支援学校16校計97校のうち、ブロック塀があるのは56校です。このうち、ぐらつきや傾斜で早急に修繕等が必要と思われるのは6校ありました。

また、規定では高さが2.2m以下、壁の暑さは15cm(高さが2m以下は10cm以上、長さ3.4m以下ごとに控壁が設けられている(高さ1.2m以下は除く)とされていますが、規定に適合していない学校は19校もありました。

3日の教育庁審査では、緊急修繕を要するところは当然実施すると共に、今後は専門家による点検も行うと答弁。私は、ブロック塀を含めてそもそも老朽化している校舎の修繕などの予算が不足しているのではないかと指摘。施設担当課長は、各校からの修繕要望に応えるにはあと10倍必要と答弁しました。年間6億円ではあまりにも足りない。県教育予算の拡充が必要です。