30日、中田町振興協議会は、県道小野郡山線下枝五百目坂の清水を50年ぶりに復活させ、「ふれあい五百目の名水」をオープンしました。中田行政センターから小野町方面へ少し行った県道の左側にあります。
各町内会長や各団体の役員のみなさん、県中振興局長や県中建設事務所長など県出先機関の幹部なども来賓として出席され、神事によるオープンの儀式が執り行なわれました。
【左)手前が佐々木振興協議会長。右)清水の由来碑を建立した地元石材業の瀬谷さん】
地元の横田さんによれば、昔ここは盤城街道とよばれ、いわき方面から塩や海産物などが運ばれていました。今よりずっと狭く急な馬車道で、坂の途中で一休みし湧き出るここの清水でのどを潤していたようです。
その清水を一升瓶に汲んだら普通は480もんめしかないのに五百もんめあったとかで、これがここの地名になったと伝えられているとのこと。
【中田ふれあいセンター(行政センター)前で、太鼓を披露してくれた子どもたちと一緒に。左から前県土木部長、県中振興局長、県中建設事務所所長】
ところで、当時よりは拡張されたとはいえ、五百目坂は今も冬場の交通の難所です。今年4月の季節はずれの雪で車が路肩に落ちたばかりですし、御舘小・中学校へ異動してくる教員は、あまりの急坂のため4WDの車に買い換えるといいます。
私も先日県中建設事務所へ要望し、せめてこの坂道に自動凍結防止装置の設置を求めたところですし、昨年2月の総括質疑でもこの路線の整備を求めています。その答弁に立った前土木部長も来賓で参加されていましたが、ぜひ地元の切実な要望を県も受け止めてほしいものです。
それはともかく、透明で豊かな五百目の名水を汲みに、みなさんもどうぞお出かけ下さい!