郡山の仮設住宅へ兵庫の大道芸人ボランティア~腹話術と創作楽器で楽しいひととき

29~30日、兵庫県丹波市から2人の大道芸人コンビが、郡山の仮設住宅ボランティアで楽しい時間を演出してくれました。ハンカチやトランプを使った手品と復話術を披露したのは、平山和志さん。何とこの方は共産党町議を経て党地区委員長代理であり、衆議院選兵庫5区の候補者もされました。

 生活用品の廃棄物を使ったリサイクル楽器・創作楽器で演奏したのは、マエストロ足立さん。この方は養護学校の教師です。まもなくあと1年で定年を迎えるそうで、定年後はこの創作楽器に専念できるのが今から楽しみとのこと。 

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 この2人は、中学校時代の同級生で、20~30年前から3人で始めたそうですが、もう1人は仕事で来れなかったそうです。それにしてもプロ級の腕前です。

 交通指導員でもある平山さんは、若い頃独居老人のところへ何かボランティアをと始めたのが腹話術だったそうですが、保育園や小学校へ呼ばれることが多かったとか。でも さすが、きょう参加された高齢者のみなさんに手指の体操を指導してくれました。左右の指を違う動きをさせるのは、難しくて私もうまくできません。

 

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マエストロ足立さんは、南アメリカのケーナという葦でつくった笛の演奏から 始まり、使い古しのほうきの柄の部分に穴をあけた笛、ビニールホース、プラ スチックの子どものおもちゃ、ストロー、習字用の筆を使った縦笛、自分の足や手の形をかたどったオカリナ。タンバリンと浮き輪を使ったウクレレ(浮くれれ?)に、ジョーロまで使ってハワイアンを。

 

 

 

IMG_0031最後に、ピアニカの黒鍵は日本の和音の音だと気がついたと、なんと頭で演奏。会場は爆笑のうずに。演奏合間のトークはもちろん、南米音楽からゲゲゲの鬼太郎、フーテンの寅さん、会津磐梯山、演歌まで幅広いジャンルの音楽を演奏。次は何がでてくるか興味しんしんのうちに楽しい時間はあっという間にすぎました。

でも、会場を出る時、ある高齢の女性は「娘を津波で亡くしたの」と私にそっと打ち明けたのです。さまざまな不安や悩みを抱えながら生きてきた避難者の2年間の思いに垣間ふれて胸がつまりました。

IMG_0003                       【お二人を囲んでお昼の食事をしながら懇談】

今回は、バイタリティあふれる異色の共産党ボランティアでした。私は、このお二人の演目の前に、共産党郡山ボランティアセンターを代表して県議会や原発問題について少し報告させていただきました。

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