26日、特定秘密保護法案を審議する衆議院特別委員会で、自・公、みんなの3党は福島での公聴会の反対・慎重を求める声や、国内外の各分野からの多数の反対世論を押し切って、午前中の委員会で強行採決。
そして、夜開かれた衆院本会議でも、反対り世論を無視し賛成多数で可決したのです。日本維新の会の態度はあいまいです。明日以降は、参議院で審議されます。
森雅子担当大臣は、本県出身。きょうの地元紙のインタビューで「この法案は福島のための法案。テロから子どもたちを守るもの」などと発言していますが、とんでもない!
市内の党職場支部の読者ニュースでは、「拝啓 森まさこ様。戻してほしいのは、原発事故前の福島であって、戦前の日本ではありません!」と呼びかけていますが、そのとおり!
国民の目、耳、口を封じる民主主義を否定するこの法案は、戦前の治安維持法と同じで、現憲法の「知る権利」や平和主義、民主主義、基本的人権を踏みにじる恐ろしい憲法違反の法案です。「何が秘密であるのかも秘密」とされ、最高10年の懲役に処されるのです。廃案しかありません。
昨日25日、国会の特別委員会が福島市で全国で唯一地方公聴会を開催。国会議員が到着する福島市駅前では、県労連などが朝9時から宣伝行動。この行動には郡山からも参加しました。私は、地元で定時定点の朝の街宣場所から訴えました。
福島の公聴会では、浪江町の馬場町長や県弁護士会など、自民・公明の推薦人を含め7人全員が反対・慎重を求める意見を陳述。原発事故後に情報が隠され、被害が拡大したことも述べました。
しかし、自民党は「理解されたもの」などと述べて終了。福島の公聴会での意見も反対の世論も無視し、26日強行採決に持ちこんだのです。
26日の夕方、急きょ郡山駅前で郡山憲法共同センターによる抗議の宣伝署名行動が取り組まれました。青年や女性団体、共産党からは私や地区常勤者など20人が参加し、仕事帰りの市民にアピールしました。
郡山駅前は、早くもイルミネーションに彩られていましたが、こんな平和な日常が壊されてはなりません。