12月定例県議会が、3~17日の15日間の会期で開かれます。きのう開会され、知事の所信表明があり、またこの日は請願・意見書の提出の〆切日だったので1日中慌ただしい日でした。党県議団は、教育署名実行委員会から提出された請願・意見書12本と農民連からTPPがらみのコメ減反政策について紹介議員になりました。
一方、安倍政権は今週6日にも臨時国会の会期末までに「特定秘密保護法案」を参院で強行採決しようと狙っています。福島県議会は、9月県議会で「慎重審議を求める意見書」を全会一致で採択しています。そのせいか、衆議院特別委員会の地方公聴会が全国唯一福島市で開催されました。しかし、自民・公明推薦の公述人を含め7人全員が原発事故の情報隠されていたことに触れ、慎重・反対を述べたにもかかわらず翌日衆議院で強行採決したのです。
3日の県議会開会の前日から、議長から国会へ何らかの意思表明をするよう求めてはどうかと他の会派にもよびかけ、開会日の午前9:45に議長へ申し入れをしました。申し入れたのは、私たち共産党県議団と民主・県民連合、ふくしま未来ネット、福島・みどりの4会派です。自民は先週役員で党本部へ行った際にこの点について述べているとし、公明会派は誰も登庁していなかったので4会派で行いました。
議長は、5日の代表者会議の議題には入れたものの、まだ態度ははっきりしません。今週は5~6にの代表質問が本会議であるので、「決議」という形にならないかと今他会派と調整していますが、自民が受け入れるかどうかは微妙です。
このあと、教育署名提出実行委員会が、10時から集会を行い県議団もそろって参加。教育庁への要請、県議会議長には2万人の余署名をそえて請願書と意見書12本を提出しました。
現場の教員や新婦人の役員からは、震災・原発以降の子どもたちの変化や深刻な実態が次々と報告されました。教育予算の増額と教員を増やすことがいっそう求められています。