県立聾学校校名変更議案審査で、当時者が委員会傍聴/PTAも校名変更に「反対」を表明

16日の県議会商労文教委員会の教育庁審査に、県立聾(ろう)学校の校名変更を強行しないでほしいと、PTA、同窓会、団体た手話サークルのみなさんが傍聴しました。

共産党から吉田英策県議が委員になっています。関係者の意見をふまえて質問しました。私も自分の企画環境委員会の審査が終わったので、少し傍聴できましたが、他党の議員もいました。

地元紙の記者のインタビューを受けたあと控室によって頂き、傍聴の感想などをうかがいました。この中で、特別支援の担当課長から県議団で聞いた昨日のPTA役員と教育長との懇談の内容が、実際とはだいぶ違うことがわかりました。

つまりPTA会長は、昨日の懇談で校名変更には明確に「反対」と述べたというのに、課長はPTA会長や役員からは何も発言がなかったとの報告だったからです。県教委のあまりにも拙速で強引なやり方は、とても教育的とは言えません。委員会採決は来週20日で、まだ時間はあります。

現在、県総合教育会議のトップは知事です。これだけ関係者と合意ができていないのですから、知事や当局が一部取り下げをするなど、柔軟な対応が求められているのではないでしょうか。ことは障がい者にかかわる問題なのですから。

県議会テレビ広報番組の収録~放送は来年1/8(TUF)です

16日は、常任委員会2日目で、その前に午前9時から県議会のテレビ広報番組の収録がありました。

私は久しぶりの出演です。これまではテーマがあって、それに答えるインタビュー形式ですが、今回は各会派2分間の持ち時間で自由に決められるというので、私は共産党県議団が取り組んでいる県政問題について3点紹介しました。

この収録の放送日は、来年1月8日です。日付けに注意しながら話をしましたが、2回ほど練習して本番へ。

1点目は、東日本大震災・原発事故から5年10ヶ月になろうとしている中で、安倍政権と県が自主避難者への住宅無償提供が3月で打ち切られ、退去を迫られている問題について、「継続」を求めていること。

2点目は、福島原発の問題です。11月22日の福島県沖の地震は3・11の再来かと思うような大きな揺れによって、第二原発3号機では燃料プールの冷却装置が一時停止したこと。さらに、12月県議会直前にも第一原発でもデブリの冷却が失われた問題で、東電を控室に呼んで緊急申し入れをしたこと(写真ボード)。この時、「第二原発廃炉」も東電に申し入れたこと。12月県議会では、この意見書が全会一致で採択したこともつけ加えました。

3点目は、安倍政権の下で、年金、医療・介護の改悪やTPP参加など、県民のくらしも生業もますます大変になろうとしています。福島県は大震災前から医療、福祉、教育分野は全国からも遅れた県です。この分野の予算を増やし、くらしを応援するあたたかい県政となるよう頑張る決意を述べました。