長谷部県議が総括質問で医療福祉、土砂災害防止策を質す/東北電力が再生可能エネで国定価格買取の一時保留表明に対し、意見書採択

IMG_8479 30日、県議会 の総括審査会が開かれ、長谷部県議が15分の質問に立ち、県民の福祉基盤の整備(地域医療、国保、福祉、福祉灯油)について、土砂災害の防止策についての2つのテーマで県の考えを質しました。

長谷部県議は、安倍政権がすすめる社会保障の改悪で医療介護総合法と国保事業が国から党道府県事業に移され、その切捨ての先頭に立たされることを指摘し、被災県の医療福祉を充実させるべきと県の姿勢をただしました。知事にも福祉型県政を次のリーダーに求めました。

土砂災害防止では、ハードしかも無駄な公共事業よりも、県民の命を守る公共事業や災害指定などのソフト事業にこそ予算を回すべきと質しました。

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ところで、東北電力が突如再生可能エネルギーの固定価格買い取りを一時保留する方針を発表。これに対し、国への意見書提出が全会一致で採択されました。福島県原発事故を受けて、「原発に依存しない社会をめざす」と県の総合計画に明記しています。そして、2040年頃までに、県内電力の需給量を再生可能エネルギーで100%まかなうとしています。

ところが、東北電力は、この間九州電力をはじめ四国電力、北海道電力などが再生可能エネルギーの買取を中断する動きを受け、10月1日からの買取(家庭用のものは継続する)を一時保留する方針を昨日発表。

これに対し、県も東北電力へ要請するとともに、県議会も昨日の企画環境委員会(写真・わが党は長谷部県議が委員)で採択し議長へ提出。本日の最終本会議でも全会一致で採択されました。

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御嶽山噴火と原発再稼働/「核のごみ」電力会社の責任で保菅を~日本学術会議

DSCN116027日、午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県の県境にある御嶽山が噴火しました。28日夜9時の報道では31人が心肺停止状態としています。

あらためて、自然災害の脅威と、やはり日本は地震と火山の国だと認識させられました。28日夜に記者会見した火山噴火予知連絡会の専門家は、「火山の予知は困難」と会見で述べています。

ひるがえって、九州電力の川内原発の再稼働を原子力規制委員会がゴーサインを出しましたが、この時も地震学会が「我々に予知できないのに、なせ規制委員会が予知できるというのか」と批判していたはずです。

九州電力の川内原発から半径160km圏内には、複数のカルデラ火山があり、もし噴火すれば火砕流到達距離が100kmを超えるとされ、高温の火砕流が原発に到達すれば重大事故を起すのは必至です。

その規制委員会で厳格な審査を行ってきた島崎邦彦委員長代理が再任されず、安倍政権は原発推進派の田中知氏が起用しました。川内原発の避難計画も問題ありと指摘されているのです。

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一方、27日の赤旗報道によれば、使用済み核燃料や再処理後の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)に関して、日本学術会議は、「暫定的に保管する施設の建設は、原発で利益を得てきた電力会社が負うべき」、「使用済み核燃料を保管する施設の確保を再稼働の前提条件とすべき」との報告書を25日にまとめたとのこと。

学術会議は、独立した内閣府の「特別機関」で、「わが国の科学者の内外に対する代表機関」として政府に勧告する権限を持っていますから、この報告書は重く受け止めるべきです。

安倍政権は、火山噴火予知連や日本学術会議の専門家の指摘に対し、真摯に耳を傾け、九州電力の川内原発再稼働のはもちろん、全国の原発再稼働は中止すること。これは、未曽有の原発事故を受けた福島からの声でもあります。

県9条の会が高橋哲也氏の講演会を開催

DSCN11479/27、県9条の会が高橋哲也氏を招いて講演会を開催しました。県文化センターには、県内各地から約1,000人が参加しました。

高橋哲也氏(東京大学大学院教授)は、まず「靖国」のDVDを放映。靖国の母がつくられていく過程がわかる内容でした。

このDVDをみて思い出したのはNHK連続テレビ小説「花子とアン」です。ドラマは終わりましたが、描かれた時代が重なります。

あのドラマの最終版で白蓮が戦後のラジオ放送に出演して、わが子を戦争で失った悲しみと、平和を守るために女性たちや母親たちへよびかけた言葉は、このドラマで最も訴えたかった核心部分ではないでしょうか。安部首相はじめ改憲派に聞かせたい言葉です。

DSCN1151安部政権が集団的自衛権行使容認を閣議決定したのは、今年7月1日。戦争する国へひた走る安部政権の暴走にストップを! 若者も反対の声をあげています。これにつながる秘密保護法の実行は阻止を!

福島県知事選~県政つくる会が、福島と全国の原発ゼロを掲げる熊坂氏を自主支援

24日、共産党や県労連などでつくる「みんなで新しい県政をつくる会」は、県庁で記者会見し、10月に行われる福島県知事選で熊坂義裕氏を自主支援すると発表しました。熊坂氏は、医師(62歳)です。岩手県宮古市長を3期務めて引退され、原発事故後は出身地である福島市と行き来し、電話相談活動をしていたとのこと。

DSCN1161福島県知事選挙は10月9日告示、同26日投票で行われます。共産党も入る「県政つくる会」は、この間、原発事故によって被害を受けた本県は、汚染水はじめ事故対応や除染、賠償、避難者支援は、事故を起した国と東電の責任で行うべきとし、これを「オール福島」で求めていこうと他の団体や各政党・会派によびかけてきました。

現職の佐藤雄平知事が、9月県議会の直前に引退を表明。その後継者として内堀副知事が県議会開会前日の16日に立候補を表明しました。内堀氏は、県民党を掲げ政党などの支持や推薦を受けないとしているため、民主党や社民党が自主支援としています。

一方、自民党は、県連が年明けから独自候補を擁立すると表明し鉢村氏を擁立したものの、一部の県議らと自民党本部が針村氏を容認せず、結局、鉢村氏を本部の意向で下ろし、内堀氏を自主支援することを正式に決定。いわば、相乗りする格好です。

さて、私たち共産党は、「オール福島」を実行することと、それを阻み再稼働までねらっている安倍政権に対し、はっきりモノを言い、原発は県内10基廃炉はもちろん、全国の原発の再稼働と原発ゼロを明確に主張しているのは、予定の候補の熊坂義裕氏だけなのです。

熊坂氏も政党や団体からの推薦は受けないとしているため、私たちは熊坂氏を自主的に支援することを、24日県庁で記者会見し表明しました。

 

群馬から仮設住宅の避難者支援

9/23、群馬県伊勢崎市から郡山の稲河原仮設住宅へ支援物資をもってかけつけてくれました。今回は、私と2010年にNPT再検討会議が開かれたニューヨークで同室だった武元睦子さんとそのお友達です。武元さんは、震災・原発事故後、夫さんと2人で何度もビッグパレットや仮設住宅に支援物資を持って支援してくれています。

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左が武元さん

今回は、梅干しをたくさん漬けてもってきてくれました。これは、武元さんが地元で支援物資の提供をよびかけている中で、「毎年、あたり前のように梅干しを漬けていたのに、震災・原発事故でできなくなってしまった仮設のみなさnに手作りの梅干しを届けたい」と漬けてくれた方がいて、今回はその方と2人で来てくれました。

また、これ以外にもお米、雑巾、日常雑貨品などたくさんン支援物資を提供して頂きました。群馬のみなさんありがとうございます。

私は、お彼岸で来客のためこの活動に参加できなかったのですが、夕方、高速道路の入り口付近で待ち合わせをして久しぶりの再会ができました。

 

自衛隊の災害訓練「みちのくアラート2014」で県へ申し入れ~米軍・豪軍が参加、危険なオスプレイには反対を

DSCF46509/24、県へ「自衛隊が111月に宮城県を中心に災害訓練を行うとしている「みちのくアラート2014」について県の災害対策課と知事直轄の担当者へ申し入れをしました。申し入れには県議団も同行しました。

今回は、自衛隊だけでなく米軍と豪軍も加わるとしているうえ、オスプレイの飛行も想定されることから、県民の安全を守る立場で、オスプレイなら反対すべきと要請しました。

阿部裕美子県議が一般質問

DSC_02559/22、阿部裕美子県議が一般質問で登壇しました。阿部県議は、国直轄地域での手抜き除染の問題、浪江町や桑折町でのADRへの集団申し立てへの対応など賠償問題について質問。また、障がい者全体にかかわる問題を取り上げ、災害時の対応、福島県「手話言語条例」の制定を求めたほか中途失明者への生活訓練を自前で行えるよう体制充実を求め、さらに、特別支援学校の教室不足と遠距離通学の解消するためにも伊達法部への特別支援学校の設置を求めました。

代表質問で登壇~汚染水対策、原発労働者、浪江町等の集団賠償申し立て、避難者への生活支援、医療・介護、子育て支援、教育など「人間の復興」を、米価下落、災害対策で質問

5266a18b4804b76552bad9d21d45772a[1]18日、共産党団県団県を代表し代表質問をしました。今回は、「原発事故対策・避難者支援」「医療・福祉・教育の充実」「災害対策」の3項目について質問。佐藤雄平知事が、来月の知事選には出馬せず引退を表明してからの県議会です。

原発事故から3年半たっても、未だに13万人近くが故郷に帰れずにいます。災害関連死は1、700人を超え、大震災による自殺者は56人(7月末)と被災3県で最多。川俣町山木屋の女性が焼身自殺した裁判では、原発事故との因果関係を認めた画期的な判決が下され、東電が控訴せずようやく和解が成立したばかりの状況をまず指摘。

それに対し、安倍政権は、被災県民にも悪影響を及ぼす「亡国の政治」を次々とすすめ、原発再稼働と海外輸出までねらっていること。したがって、引退を表明した知事に対しては「オール福島」の県民の願いを実現するため、今後の県政においても原発を推進する安倍政権に対し、引き続き責任ある対応を求めよと迫り、知事もこれに応じる答弁をしました。

また、国の責任で地下水の構造を把握し汚染水の抜本対策をとるよう求めること。原発労働者への危険手当未払い問題、浪江町の集団賠償とADR和解案への不誠実な東電の姿勢を正すこと。避難指示が解除された30km圏内などで月10万円の賠償が打ち切られ、生活が困難になっている現状があると指摘し、賠償の継続か、あるいは国や県が生活費の支援を行うべきと質しました。

一方、問題が多い医療・介護総合法と子ども・子育て支援法が制定されたもとで、来年以降に実行するための準備が現在県や市町村で始まっていますが、サービスの削減や切り捨てを求める国の方針を県が先頭に立ってすすめさせられると指摘。医療・介護、子育ての分野で、専門職の正規雇用と処遇改善を行い、住民サービスの質の確保を図るべきと求めました。

さらに、国が、過去最悪となった子どもの貧困対策にようやくに乗り出すため、「貧困対策大綱」が策定され、それに基づいて福祉と教育をつなぐスクールソーシャルワーカーの位置づけも明記されました。被災県もあらためで増員が必要であり、採用枠を広げ、社会保険の加入など処遇改善や研修制度が必要と求めました。

 

 

 

 

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再質問、再々質問では、冒頭に、県全体の復興政策に不足しているのは、「1人ひとりに寄り添った支援」を県の総合計画に掲げながら、それを支える職員や資格を持つ専門職員が少ない、ここへの対応が求められている。「人間の復興」を最優先にする対策が必要だと指摘。

原発再稼働の安倍政権の異常さを、7月の欧州視察をふまえて批判し、国のエネルギー基本計画撤回をなぜ原発被災の本県から求めないのかと追及。賠償や避難者の生活支援、教育問題なども再度質しました。

米価下落への対応としては、備蓄米の買い上げなどの対策を国に求めよとの再質問に、県は、米政策に国が責任を持たなくなったと述べ「今年の備蓄米の国の買い上げ量はすでに決まっているが、北海道・東北で備蓄米の数量を増やすよう国に求めていきたい」と答弁しました。

医労連大会で来賓挨拶/小松祝正さん絵画展/柳橋歌舞伎上演

140914 002きょうは、郡山で開かれた医労連定期大会で来賓挨拶しました。あらためて、医療現場、特に看護師の勤務実態は異常だと思います。これをさらに、悪い方に加速させようとしているのが、安倍政権です。この秋以降の闘いが、いっそう重要な局面を迎えていることを述べ、共に頑張りましょうと連帯の挨拶をしました。

140914 009また、午後には、案内状を頂いていた小松祝正さんの絵画展に出かけました。小野町ふるさと文化の館~美術館で、明日15日までです。

そして、夕方は、地元中田町の柳橋地区保存会のみなさんによる「柳橋歌舞伎」の上演です。前半は、御舘中学校の生徒さんによる「義経千本桜」でした。きょう日中は、暑さが戻り県内外から大勢の参加者があり、ありがとうございます。

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中田町敬老会/海老根伝統手漉き和紙~「秋蛍」が今年で12回目

DSCN106213日は、中田町の敬老会へ。今年の中田町内の米寿の方は39人、白寿は5人です。100歳以上の方は1人います。米寿のお祝いをされた方を代表して七海さんが挨拶されましたが、とても迫力ある挨拶でした。

昭和の初めに生まれた年代で、「物心ついた時からずっと戦争の時代だった」とありましたが、NHK朝連続ドラマの「花子とアン」の時代と重なるようです。

DSCN1065小学生や中学生による祖父母への作文発表。また、舞踊などの出し物も。

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DSCN1081夕方5時30分からは、海老根伝統手漉き和紙「秋蛍」のオープニング。直前に雨がザァーと降、心配しましたが、そのあとは青空も出てなんとかオープンできました。田んぼの稲穂がたわわに実り、その畦道にたくさんの「秋蛍」。

DSCN1075今年で12回目です。参加校は、地元の小中学校だけでなく、市内中心部から大島小も数年前から参加していますが、さらに増えて柴宮小と大田小も参加していただき、見事な秋の田園風景となりました。

明日14日も夕方から夜9時まで開催します。また、明日午後3時から夜8時までは、柳橋歌舞伎も上演されます。みなさん、お誘いあわせてぜひ、お出かけください。夜は寒くなりますので、あたたかい服装でどうぞ。

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