17日と18日の夜は、中田町の江戸時代から伝わる2つの伝統文化イベントが開催されました。心配されていた台風は、何とか免れました。
海老根地区の伝統手すき和紙は、1年かけて和紙の原料となるこうぞを育て、それを切り出して寒さがつのる12月に漉きます。昔は、正月に新しい障子に張り替えるため、年末に行商して歩いたようです。 それを地元保存会のみなさんが10数年前に復活させ、地元小学校の卒業証書を和紙で作成したのがきっかけです。
その後、稲穂が実る田んぼの畔道に灯篭にして並べる灯りのページェントを企画するようになり、「秋蛍」のイベントは今年で9年目になりました。柳橋歌舞伎とともに、すっかり中田町の観光名所になり、観光客がバスツアーでやってきます。それでも、今年は大震災・原発事故の影響でここでも観光客が減っています。
「義経千本桜」を熱演する御舘中学校の生徒たち。