「原発事故から2年の現状と今後の方向」のシンポジウムで報告

IMG_00026/1、郡山市内で開かれた福島自治体問題研究所主催の原発連続学習会~原発事故から2年後の現状と今後の方向でのシンポジウムで報告しました。

シンポジウムで報告したのは、富岡町社協「おだがいさまセンター」の青木淑子さん、ふくしま復興共同センターの村上裕美さん、そして県議の私の3人です。

青木さんは、コミュニティラジオを立ち上げたり、タブレットなどで借り上げアパートなどに暮らす避難者にも情報発信しているが、避難者と受け入れ住民のいがみ合い、仮設住宅と民間借り上げ住宅の住民同士がいがみあっている。それを遠くで喜んでいる人たちがいること。双葉地方の小中学校、高校の教育現場が大変な状態になっている、自宅はネズミなどでとても住めないと実情を報告。

村上さんは、福島に残って子育てしていこうと決意したが、除染がなかなかすすんでいない現状がある。国会に12万人をこえる署名を集めて要請に出かけたり、県議会に10基廃炉の請願を提出して県議会で全会一致で採択されたことなど、これまでのとりくみと母親たちの放射能に対する苦悩などが報告されました。

私からは、この2年間、原発10基廃炉、人災を国、東電、知事に求めてきたこと。前野田首相の「事故収束宣言」が、など県民の分断やさまざまな線引きをする根拠にされていること。福島原発事故の現状と避難者の現状などについて報告するとともに、今後は、原発事故「収束宣言の撤回」を国に明言させること、国の責任で汚染水対策も賠償も除染も、被災者支援も長期にわたり行なわせるたたかいをよびかけ、県民集会を知事に求めたことも報告しました。