26日、地元御舘小学校の運動会に招待され出席。きょうは、あたたかい晴天に恵まれ、校庭の桜も満開で絶好の運動会日和り。ゴールデンウイークの初日とあって、子どもたちの元気いっぱいの競技に声援を送りながら、体も心もすっかり温まりました。
日: 2014年4月26日
後援会の花見と地元の桜
環境・エネルギー特別委員会~除染の遅れ、原発トラブル続きに怒りの意見続出
25日に開かれた県議会の環境回復・エネルギ―特別委員会は、国や東電の対応と、県にも批判続出。さながら「怒りの特別委員会」の様相になりました。
除染の現状や今後の取り組みについて説明を受け、また原発トラブルがまた続いていることに関しても説明したので、私が最初に質問に立ちました。
ちょうど、この日は、下水バイパス問題で国・東電に知事から申し入れたことから、東電の広瀬社長が来庁したばかり。また、夕方には中間貯蔵施設について環境大臣が来県するという日でしたので、再除染についての具体化の方向や、中間貯蔵施設と最終処分場についての県考え方の問題点を質すとともに、相変わらず人為ミスが続いている福島第1原発のトラブル事故への対応について質問。
この中で、17日に県議団が行った政府交渉において、再除染はこれからやり方などを検討するとしていると答弁したことや、「10基廃炉」については、福島原発は東電の持ち物なので東電が判断すべきと国がウソぶいているとんでもない姿勢だったことを告発。県からは厳しく具体的に国に求めるべきではないかと指摘しました。
阿部県議も伊達市の除染の進捗状況に関して、「調査にて終了」としたことを県はどう受け止めているのかなどを何度も追及。
こうした私たちのやり取りを聞いていた他党の県議も質問に立ち始め、「国が前面に出るというが、そうなっていない」、「東電は4月に廃炉カンパニーを立ち上げたが、東電本社はここにまかせて本気で取り組まないことになると思う」とか、「県も東電と同じ文化だ」などと、厳しい意見続出でした。
土木委員会で県南、会津、いわき方面を調査~復旧工事、道路・港湾は急ピッチで整備。人間の復興は後回し。
22~24日は、土木委員会の県内調査でした。県南・会津・いわき方面を2泊3日で、この広い福島県内を駆け抜けて調査してきたという感じです。
今回は、土木部出先の県南、南会津、会津若松、喜多方、いわきの各建設事務所で事業概要の説明を受け、質疑応答したのちに、道路整備の現場やいわき市田人の土砂崩れ工事現場、会津・いわきの復興公営住宅の建設現場などを視察。いわきでは、大きな津波被害を受けた久之浜、夏井海岸、豊間地区も視察しました。
各建設事務所では、①増額されている出先事務所の予算と職員数との関係について、②歩道と通学路の整備状況、③具体的な工事への対応の課題などについて質問。
いわきなど浜通り地域は津波・地震被害もあり、予算は4倍近く増えても職員が4倍になったわけでなく、また、この3年間で豪雨災害に2度も見舞われた会津地方には新採用の職員が多いため、研修と並行で業務をこなしている状況でした。
この3年間、安倍政権は日本大震災からの復興を理由に、「国土強靭化政策」で公共事業予算をどんどん増やし、12~13年は1年間でこなしきれないほどの予算がきています。
もちろん災害復旧工事や復興公営住宅など、必要な事業もありますが、2015年度までに完成するとして、トンネル整備に数十億円とか、道路整備に数百億円という、保健福祉部分野の予算に比べてケタ違いの予算が計上されているのです。
さらに、私たちが、ムダづかいだと指摘してきた小名浜東港は、安倍政権の下で国の重要港湾に位置づけられ、それ以降は国の予算で整備されていて、あと4年くらいで供用開始予定です。
その一方で、医療・福祉・教育分野には、わずか1億円程度でも「予算がない」などといって県民要求には背を向けるなど、国も県も予算の使い方が歪んでいます。もっと、人・人間の復興にこそ予算を増やすべきではないでしょうか。今後はハード事業よりも、ソフト事業にも自由に使える予算が必要です。