小池晃書記局長を迎えて共産党演説会に1,800人

7/29、郡山市ユラックス熱海で開催された共産党演説会に県内各地から会場いっぱいの1,800人が参加しました。初めての参加者も多く、終了後に握手していてもそれがよくわかりました。

私が司会を務めましたが、県市民連合を代表して坂本恵氏が連帯挨拶。増子輝彦参院議員、金子恵美参院議員、三保恵一二本松市長からもメッセージが寄せられました。

来年の参院選の比例予定候補7人のうちの1人北海道・東北ブロックの紙智子参院議員、野口てつろう福島選挙区予定候補が決意表明し、岩渕友参院議員も訴えました。来年の参院選は比例代表で850万票15%、福島県で13万票が目標です。

 

 

また、来年11月の県議選を戦う第1次予定候補、現職の私神山、宮川、宮本、吉田県議の4人と、阿部裕美子県議と交代する大橋さおり予定候補も決意を表明。なお、大橋さおりさんは、今年10月の県知事選挙と同時に戦われる伊達市・伊達郡の県議補選にも出馬します。

小池書記局長・参院議員は、改ざん、隠ぺい、ねつ造、セクハラなどの異常事態が次々と発生しましたが、それに対抗する野党共闘が進み、院内集会や野党のアリングを何度も開催し野党が一致して論戦してきたと紹介。北東アジアの平和と憲法9条改憲阻止、貧困と格差問題などを解明。さらに、福島の原発事故への対応についても原発ゼロ法案を野党が一致して提案し審議待ちになっている状態にあること。モニタリングポストの撤去方針や汚染土再利用計画についても共産党と市民運動と結んで現実政治を動かしているとと述べ、来年の参院選挙こそ安倍政権を退陣させる絶好のチャンスと述べました。

一方で共産党は独自の努力も必要と述べ、共産党の綱領と共産党の党名への疑問についても解明し、共産党を伸ばして頂くこと、共産党への入党もよびかけました。

避難地域等復興・創生対策特別委の県外調査~福岡と熊本の被災地、「人間の復興」を掲げる関西学園研究所、福井県敦賀の「ふげん」へ

7/30~8/1は、県議会の避難地域等復興・創生対策特別委員会で、九州の福岡県と熊本県、兵庫県、福井県の県外調査でした。

まず、福岡県議会から、昨年7月と今年7月の2度も豪雨災害を受けた対応や教訓について説明を受けました。このあと、朝倉町へ移動し、豪雨災害の町の対応をうかがいました。

 

 

 

 

 

 この写真は、2016年4月の二度にわたる「震度7」を観測した熊本県益城町で、布田川断層がずれた3つの地区のうちの1つ、民家の前を貫いた30~40mの長さの谷川(たにごう)地区のV字断層の現場です。学術的に高く災害遺構として貴重と、昨年11月に国天然記念物答申「布田川断層帯」となり、この家の方は別の場所に転居されたそうです。

現地視察前に、益城町の仮役場では町長が挨拶され、その後職員から説明を受けました。

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8/ 1は、「人間の復興」を提言している兵庫県の関西学院大学災害復興制度研究所を訪問。キャンパスは、絵のように美しい。その中を通って研究所へ。しかし、この日もものすごい暑さでした。

野呂所長(写真左)と山口顧問:初代所長(写真左)のお二人から、原発被災した福島での実践活動や提言の内容、被災者の生活支援法案などについてお話を伺い、意見交換しました。
阪神大震災、火山爆発や豪雨災害、東日本大震災、福島原発事故復興や避難者支援を実施し、被災者支援法など政策提言をしたり、たくさんの本を出版しています。

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8/2は、特別委員会視察最終日。福井県の日本原子力研究開発機構 敦賀事業本部:原子炉廃止措置研究開発センターへ。
「ふげん」は、1979年に初臨界から25年運転し、2003年3月に運転を終了。準備期間を経て2008年2月から廃止措置に入っています。

 

 

 

 

 


このふげんやもんじゅの廃炉・解体技術を、福島第一原発の廃炉に生かしていくとしていますが、もちろん、事故を起こした原発の廃炉作業と、単に廃炉にするのとは違う、との認識はあるようです。説明を受け、施設内を見学。


放射線線量は、だいぶ低いので白衣を着て帽子とヘルメットをかぶり、白い手袋と靴下、専用の靴をはいて地下階へ。外気温は30度超えで、建屋地下はサウナに入ったよう。背中から汗が流れ落ちます。作業員は、現在社員100人╂協力企業150人。稼働中はこの2倍だったとのこと。この他、使用済燃料やトリチウム水の扱いについても質問しました。

ふげんは、敦賀半島の1つの入り江に建設されています。静かな漁村で、海の水が透き通る沖縄の海のように美しい海水浴場も。しかし、国策でこの半島全体に、さまざまな原発施設が集中立地しているのです。