阿武隈川沿いの日大工学部周辺は、学生向けアパートが立ち並ぶ地域ですが、今回の台風19号で床上浸水を受けました。
27日、岩渕友参院議員と共に、この地区に入り、被災住民から聞き取りをしました。
町内会の副会長さんの自宅も床上浸水被害を受けました。聞けば、阿武隈川に無堤箇所があるというので案内して頂きました。
ここは、安積永盛駅に向かう橋です。日大工学部から上流地域の東側に堤防がないのです。ここから濁流が流れ込み、かつてない床上浸水の被害をもたらしました。
夕方、県中建設事務所へ台風19号の逢瀬川浸水被害と、県道の通行止め箇所について要望しました。
阿武隈川の合流点に近い逢瀬川は、河川改修工事中でした。その両岸の住宅地では、床上1~2メートルに及ぶ浸水被害が発生しました。これまで経験がない被害です。地図は、向かって左が阿武隈川の合流点の方向です。
県は、逢瀬川の両岸の堤防は、嵩上げをする計画となっている。現在の橋梁の部分を除き、発注も済んでいること。今回の若葉町の浸水被害地については、市道の基礎部分や住宅の土が流出した部分は、県の予算で対応していく考えだと回答。一方、土砂が山積みになっている部分については、何らかの流出防止が必要と求めておきました。なお、逢瀬川の改修は、現在の橋梁部分以外は用地賠償も両岸の工事予算がついていますが、工事はあと1年程度かかる見込みとのことです。
また、県道が通行止めになっている西田町高柴地区と中田町斉藤地区の2ヶ所について、早期解消を求めました。
23日、台風19号の災害対応に没頭していたこの10日間。久しぶりに街頭宣伝をしました。きょうは、さわやかな秋晴れで暖かい日でした。
浸水被害を通る時は、特にお見舞いを申し上げ、被災者救援と災害復旧、生業の再建に全力を尽くす決意を申し述べながら、県政でも税金の使い方を変え、いのち・くらしを守る県政をと訴えました。
また、学校給食の無料化、公費1兆円を投入し高い国保税を中小企業のサラリーマンの保険並みに引き下げる、高齢者の公共交通網を県として整備し玄関まで来る乗り合いタクシーの実現、若者の雇用を守り最低賃金をただちに時給1000円へ、実現をめざすこと。
そして、アベ政権の消費税10%を中止し5%へ減税、憲法9条改憲ノ―、原発ゼロ、石炭火発2基新設中止をと訴えました。