知事がプルサーマル受け入れを正式に表明                                                           知事へ抗議と撤回を、議長へ全員協議会開催を申し入れ

 6日は、65年前に広島に世界で初めて原爆が落とされた日です。

 この日、福島県では、佐藤雄平知事が正式に「プルサーマル受け入れ」を表明した日となりました。 

 

      

 

 

 

    【6日の地元のTV報道より】  

   県は、午前10時から、知事ら三役と原子力関係部長会議を開き、これまでの検証作業結果を協議。そして、昼前に、ついに知事が正式に「受け入れる」と表明しました。

 

 

  私たちは、これを受けて午後1時10分から議長ヘ議会の対応について申し入れました。議長としては、知事から説明を受ける場をエネ協でと考えているようですが、単なる協議の場にすぎず、1人会派は入っていないため、私たちは全員協議会を開くよう求めました。佐藤憲保議長は、代表者会議に伝えると答えるにとどまりました。

 

 さらに、午後2時、党県委員会と県議団は、知事の受け入れ表明に抗議し撤回を求める申し入れを行ないました。知事が不在のため、秘書課長へ手渡しとなりました。

                                                                     久保田県委員長は、02年に県が国に提言していた核燃料サイクルの「7つの疑問」について、現佐藤雄平知事のもとではこれが脇におかれ、技術的3条件だけに矮小化したうえ、結局「問題なし」として受け入れた。これは、「知事の政冶判断」しかないと指摘。県民の命、安全・安心の立場で撤回すべきと強く抗議しました。

 私も、技術的3条件だけに終わってしまった、県民の不安に応える説明の場もないままの受け入れは、知事の政冶姿勢が問われると述べ、私たち共産党は、今後も県民目線で厳しく監視していくことを強調しました。

        【知事へ抗議と撤回申し入れのあと、記者団から質問を受ける】

 

 一方県は、午後1時30分、内堀副知事が議長へ「正式に受け入れ表明した」ことを報告。午後3時には、東京電力にも県庁内で知事の受け入れ表明を伝達しました。

 【県生活環境部長から伝達を受ける東電の2人(左側)】

  県の正式表明によって、国から25億円の交付金(県と立地町で分ける)が入ります。また、1F3へのMOX燃料装荷は定検で止まっている今月下旬、発電開始は来月9月とみられています。

 本県は全国3例目となります。今後はいっそう、県民の監視が必要です。ぜひ県へ抗議の声を!