県革新懇/総会&鈴木浩福大名誉教授の講演会

16日、午後は県革新懇の総会と学習講演会がありました。県革新懇は結成から今年で30周年です。長尾代表が挨拶し、全国大会の報告もしました。

総会のあとは、鈴木浩福島大学名誉教授の講演。福島県の復興計画策定と避難自治体の浪江町復興ビジョンの策定に関わっての講演でした。

県の復興ビジョンには「原子力に依存しない県づくり」を明記し、浪江町の復興ビジョンには「どこに住んでも浪江町民として1人ひとりに寄り添う」と明記。どちらも画期的なものとなりました。

復興というと、大きなビジョンを描こうとするが、特に今回のような広域で未曾有の災害は、復興には相当の時間がかかる。それでは被災者が何年も待てないし、持たない。

「緊急的対応」を打ち出し、被災者を支援することが、必要だとの指摘にはなるほどです。

民主党政健のような政治主導で官僚をあてにしないやり方では政治の混迷を招くだけ。官僚のもつ行政の蓄積を十分生かすべきとも。同感です。

また、鈴木教授は、復興をすすめる上でも、被災者を真に支援していくためにも、県の役割が非常に重要だが、その姿がよくみえていないと。

最後に、「私たちは、次の世代に何を残してやれか」この観点で頑張っていくべきではないかとギリシャアテネ人の言葉を紹介し講演をしめくくりました。

原発県連総会/九州からの視察者も傍聴

14日、原発県連の総会が開かれました。早川代表がこの1年の原発事故への取組みなどを報告。自宅がある楢葉町が荒れてしまって農作業もできない状態と述べてました。

伊東達也副代表は、全国の原住連の筆頭代表でもあるので、全国の原発ゼロの取り組み、福島原発事故はこれまで最大の「公害」だとも指摘。長谷部県議が、この1年間の知事や県政・県議会のようす、県議団の取り組みを報告しました。

この総会には、前日から福島県入りした共産党九州ブロックの予定候補者が、南相馬市小高区の現地視察や二本松と福島市内の仮設住宅を訪問に入り夜はこの総会にもオブザーバーで参加。総会のあと、食事をとりながら私たち県議団と懇談し、原発事故問題などで交流しました。

野田首相が関西電力大飯原発再稼動を要請~福井県知事も地元も受け入れに同意を表明/全国から抗議し、ストップを! 

本日16日11時たった今、野田首相の再稼動の要請を受けて、福井県知事と地元町長は、大飯原発再稼動を受け入れに同意を表明したことが報道されました。

野田首相は、「国民生活を守るため」に原発は必要と言っていますが、福島県の原発被害をみれば、そんなことをよく平気でいえると思います。原発事故は長期にわたる被害を出し続け、空間的にも時間的にも社会的にも「異質の危険」をもたらすだけです。

福島県民は1年たった今も16万人も流浪の民となって避難を余儀なくされ、雇用も住居もない中で、最近も立て続けに自殺者がでているのです。16万人の中には、子どもが3万人(県内・県外)も含まれています。県内の自主避難者はカウントされていませんし、県外の避難者も分かっている人だけです。

野田首相や地元政治家や関係者へ原発マネーが相当動いていることは、しんぶん赤旗でもスクープしています。全国から抗議の声を広げ、再稼動ストップを!