16日、午後は県革新懇の総会と学習講演会がありました。県革新懇は結成から今年で30周年です。長尾代表が挨拶し、全国大会の報告もしました。
総会のあとは、鈴木浩福島大学名誉教授の講演。福島県の復興計画策定と避難自治体の浪江町復興ビジョンの策定に関わっての講演でした。
県の復興ビジョンには「原子力に依存しない県づくり」を明記し、浪江町の復興ビジョンには「どこに住んでも浪江町民として1人ひとりに寄り添う」と明記。どちらも画期的なものとなりました。
復興というと、大きなビジョンを描こうとするが、特に今回のような広域で未曾有の災害は、復興には相当の時間がかかる。それでは被災者が何年も待てないし、持たない。
「緊急的対応」を打ち出し、被災者を支援することが、必要だとの指摘にはなるほどです。
民主党政健のような政治主導で官僚をあてにしないやり方では政治の混迷を招くだけ。官僚のもつ行政の蓄積を十分生かすべきとも。同感です。
また、鈴木教授は、復興をすすめる上でも、被災者を真に支援していくためにも、県の役割が非常に重要だが、その姿がよくみえていないと。
最後に、「私たちは、次の世代に何を残してやれか」この観点で頑張っていくべきではないかとギリシャアテネ人の言葉を紹介し講演をしめくくりました。