秋田のボランティアのみなさんと仮設住宅訪問、交流会

 DSC_0040秋田県のボランティアのみなさんと郡山復興支援センターのメンバーとで、ビッグパレット北側にある富岡町の仮設住宅を訪問。避難者との交流会も行ないました。

秋田県からやってきたのは、「福島原発交流ネットワーク」の4人です。ずっと支援にかけつけてくれている伊藤登喜男さんがよびかけ、今年5月に結成。福島の原発被災地をみて秋田に持ち帰り広げていくことを目的に掲げ、きょうは2回目です。昨日は、富岡町と楢葉町の被災地を視察されました。

 秋田では「さよなら原発県民アクション」の会で官邸前行動に呼応し、毎週金曜日に30分のデモ行進を続けているそうです。すでに50回目数えているとのこと、すごいことです。連帯を感じます。

きょうは、秋田の佐竹さん(今回の秋田参院選選挙区候補)と一緒に仮設住宅を訪問しました。

視覚障がい者夫婦と高校生との3人で生活している方は、高校生の子どもから自分の部屋がほしいといわれている。復興公営住宅は、親戚なども一緒に入居させてもらえないか。まったく知らない土地にようやく慣れたが、違う場所に移ればまた一から周辺を覚えなければならない。その時、周りに親戚が住んでいることは心強いとのこと。

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  避難中に津波で車ごと5キロほど流され、奇跡的に救助されたという30代の青年にもお会いしました。

 彼は、流されて橋げたにぶつかった時に脊髄を損傷。生涯車イス生活といわれたものの、自分でリハビリして杖で歩けるようになったという、衝撃的な体験をしてくれました。

 

今は、自分でできることで恩返しをと、各地の名所や花の写真を撮っているそうです。集会所入り口にも飾ってありました。

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交流会では、強制避難による「居住権」や「財産権」を奪われ、2年半もこうした状態に置かれ、憲法の権利が2度も侵害された。そのうえマスコミなどから帰りたいかとよく聞かれるが、無神経。帰りたくない人など誰もいないです」との意見に共感の拍手が。 

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また別の方は、東京オリンピック決定と汚染水対策問題について「福島のことが忘れられてしまう気がする。7年後のオリンピックと同様、避難している我々にも、この先どうなっていくのか、年次ごとにはっきり示してほしい」という方。まったく同感です。

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私は、「汚染水問題はコントロールされている」と安倍首相が『国際公約」』したのだから、その言葉どおり、国の責任で確実にやらせていきましょう」とよびかけました。