第36回きょうされん全国大会in東北・ふくしま~2日間の大会がきょう閉会

IMG_000921~22、きょうされん(障がい者小規模共同作業所全国連絡会)の全国大会が、郡山市熱海町のユラックス熱海で開催されました。私は、他の会議や用事でなかなか大会のようすを見に行けないでいましたが、ようやく閉会セレモニーに間に合いました。

IMG_0002今回の大会は、1,200人の障がい者と障がいを持たない2,400人が参加し、ボランティア900人が裏方で支えたと発表されました。来年は、神奈川県の横浜市で開催されるので、そのエール交換も行なわれました。

 岩手県の佐々木直人支部長が閉会挨拶。佐々木支部長は、全国大会を東北で開催したのは今回初めてだったこと。東日本大震災を受けた東北の地ではどうかとなった時、被災した福島県が積極的に応じたので、東北全体で支えていこうと開催地を引き受けの経過を紹介。支部がなかった山形県にも支部が発足したそうです。

 震災や原発による避難で取り残されたのが、障がい者でした。そのことが今大会の多くの場でも話し合われ、また交流もされたと思います。被災地は、復興までまだまだ時間がかかります。

 採択された大会アピールは、生活保護制度の後退や障がい者にとって影響が大きい消費税増税、また制御不能になっている福島原発の汚染水問題にもふれ、政府の姿勢にも言及しています。

IMG_0020閉会後の会場では、郡山の障がい者支援団体JDFの和田庄司さん、きょうされん理事長の西村直さん、今大会実行委員長の大和田新(あらた)さん(ラジオ福島アナウンサー)にお会いしました。みなさん、お疲れ様でした。

【大会実行委員長の大和田さんと】IMG_0021                                【スタッフのみなさんにねぎらいの挨拶をするきょうされん理事の西村さん】

安倍首相~福島原発の汚染水もれの現場を視察し、「0.3平方キロの港湾はどこか」と聞く??/確かめもせ国際公約、地元マスコミも排除

安倍首相が、17日福島第一原発の汚染水漏れの視察に来ましたが、地元マスコミは排除しシャットアウト。

 国際オリンピック総会で、安倍首相は「汚染水による影響は福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」と言い切りましたが、その「0.3平方キロメートルの港湾はどこか?」と現地で質問したそうです。

首相は、内容を確かめもせず“国際公約”したことになります。私たち県議団は、東京電力の技術者をよんで首相の発言について事実確認をし、また、台風18号の襲来による影響や、震度5強を観測した地震による影響についても東電技術担当から説明を受けました。

神山ファイル0.3平方キロメートルは、赤旗日曜版9/22付け1面で示しているように、沖合いに向かう2つの堤防があるところまでです。ここは、締め切っていません。

 また、陸側に近いところの港湾北側も、シルトフェンスで仕切っているだけで海水は自由に行き来きしています。シルトフェンスはオイルフェンスのようなもので、今後の汚染水対策工事の資材等を運搬する船が出入りします。どちらも1日の満潮と干潮によって50%ずつ海水が入れ替わっています。

実は、この0.3平方キロメートルの港湾内だけが問題ではありません。すでに、タンクの下の排水溝を通じて外洋には流出しているのです。東電は参院選直後の7/22に認めたように、2年半も前から。

いずれにしても、17日にわが党が緊急提言の方向で、国が全面に立って責任を持って対策すること。土木や地質などの専門家も入れて、この敷地と周辺まで徹底して調査刺、抜本的対策をとるべきです。

そして、再稼動や海外輸出を中止し、そのための80人もの人員を福島の現地対策墳墓をつくって、ここで対策を検討すべきです。