党長野県議団が激励と震災調査で来県

 7日、党長野県議団6人そろって、羽鳥ダムの震災被害調査のため来県。私たち県議団への多額のお見舞いもいただきました。

 控室で、今回の原発事故問題で意見交換しました。長野県議団は、今年の一斉選挙を終えたばかり。6人の県議団をこの間ずっと維持しています。わが県はこれから選挙ですが、被災県民のためにも、原発事故収束させるためにも頑張らなくてはと、大いに元気をもらいました。

 長野県は、私が以前住んでいた所。石坂ちほ団長とは、その頃からお世話になっています。とてもうれしい訪問でした。

避難している浜通り地域の学校教員の実態を調査

 6日、原発事故などで浜通り市町村に存立していた小中学校、高校の子どもたちの避難状況と、5月に兼務辞令を発令したことによる教員の実態などを調査するため、県教委や浪江教育長、二本松市内の小学校と本宮の中学校を訪問しました。

 【二本松男女共生センター内で浪江町の畠山教育長と】

 浪江町教育長、二本松旧木幡小学校の浪江校長と本宮1中校長を訪ねて実情をおうかがいしました。県庁控室では県教委から、震災後以降の子どもの避難状況や、教員の状況、兼務発令について調査。                 【二本松旧木幡小学校で浪江小校長と】

               【本宮第1中学校佐藤校長と】

  県教委の調べによると、県外へ避難している小中高、特別支援の子どもたちは約8,000人。幼稚園児などを含めると約1万人です。他県とは違って原発放射能被害を逃れての避難です。

 こうして減った子どもたちの数に合わせた教員配置で果してよいのかどうか。国の教員の定数管理や標準法の枠を思い切ってはずすなども必要です。そして、子どもたちのケアをていねいに行なえるような30人よりもっと少ない少人数学級にしてゆとりある教員配置にしてはどうでしょうか。

 今回の原発事故は、これだけ大きな被害を将来に渡って県民と子どもたちに与えているのですから。未曾有の被災地にふさわしく教育現場から変えていくことも必要だと思います。

 「原発事故で避難しているのは、被災家族とその子どもたち、そして教員とその家族も同じです」、「避難地域も学校もバラバラでは、復興への足がかりはできない。せめて小さくても学校としてまとまりをつくっていきたい」との現場の声が印象に残りました。