14日の地元紙では、相馬市内の50代の酪農家の男性が、福島原発事故の影響を苦に自殺したとみられるという報道がありました。この男性は、飯舘村内で酪農をしていたとのこと。
4人家族で原発事故後にフィリピン出身の妻と2人の子どもは妻の母国に避難しているそうですが、この男性は残って酪農を続けていました。しかし、飯舘村は4/22、年間放射線量が20ミリシーベルトを超えるため「計画的避難区域」に指定され全村避難となりました。
事業の先行きにも不安を抱いており「原発さえなければ」との書き置きがあったとのこと。なんとも悔しい限りです。この男性のように、まさに『原発さえなければ』自ら命を絶つことはなかった!!
ところが、国も東電もこのような切実な放射能被災者に真摯に応える姿勢はみられせん。それどころか国のエネルギー政策にまたも原発推進を入れようとしています。
共産党は13日国会内で記者会見を行ない、志位委員長が「原発からのすみやかな撤退、自然エネルギーの本格的導入を 国民的討論と合意をよびかけます」」との提言を発表しましたが、この男性に届いてほしかった・・・。