党県議団と県委員会が、東日本大震災で知事へ要望申し入れ                                               県議会は、総括審査を中止し16日に閉会

 12日は党県議団と県委員会で、13日は大門実紀史参院議員も加わり、相次いで知事へ大震災の要望申し入れを行ないました。共産党県委員会は11日夜に震災対策本部を設置し、情報収集を行なってそれをふまえての要望です。

 私自身は、郡山だったので、申し入れには同行できませんでしたが、震災発生翌日の12日の申し入れでは、特に原発めぐる最悪の事態への対策、避難県民やライフラインの復旧、物資の提供など5項目について要望しました。

 特に、原発は、共産党の指摘してきた通り、最悪のシナリオをたどっていることを指摘し、あらゆる方策をとって人命と環境負荷を抑えること。そして、全県民規模のヨウ素剤を準備市、配布するよう求めました。

 時間との勝負になっている人命救助に全力をあげることや、各避難所での発電用ガソリン、ストーブ用の灯油、水、毛布、食料が不足しているため、国に要請すること。保健師を配置指、乳幼児、重度障がい者、高齢者への対応を図ることも求めました。

 13日の第2次申し入れでは、日本発の原子炉炉心溶融によるレベル4の大参事となり、被曝者が次々と発生するなど、一刻の猶予も許されない事態です。

 避難区域を半径50キロ以上に広げること、半径100キロ地域の避難計画をただちに準備することをまず求め、ヨウ素剤を原発に近い地域からすぐ配布を始めることや放射性物質の拡散時に必要なマスクや物資を全県民規模で確保すること。

 県自ら情報をいち早く集め、国や東電待ち出なく必要な措置を取ること、全国の原発をた直ちに停止し検査するよう、国と東電に申し入れることも要望しました。

 ところで、震災を受けて県議会の方も、残り3日間の運営について議長召集のもとで各派代表者会議で協議。団長の私にもお呼びがかかり、渋滞で少し遅れましたが県庁へ行ってきました。16日閉会はそのままですが、14~15日に予定していた総括質問は中止することになりました。

東北太平洋沖地震被害、福島県でも甚大                                             東電福島第一原発1号機が爆発

 11日、午後2時46分に発生した大地震の恐怖の体験を、私は一生忘れないだろうと思います。それは、今回の地震を体験された多くのみなさんも同じではないでしょうか。

 マグニチュード8.8と記録され、明治以降の観測記録では過去最大規模の地震で、東北太平洋沖地震と名付けられました。太平洋プレートが大きく動いたようです。

 12日は、地元の被災のようすをみて回りました。中田町では、電気やガスは大丈夫ですが、市水道も簡易水道も配管の破断などで給水されないため、行政センターで給水車による配給を行っています。職員にあいさつしながら、わが家ももらってきました。

 中田の老人施設では、飲み水はもらえるが、食事、トイレの水がないと聞きました。その帰り、自然にわき出ている水をくんでいる施設所職員の姿がありました。

 地元の被害は屋根瓦が落ちた世帯が結構多くありました。ブロックべいが落ちたり、道路の陥没、法面の崩れも少しありました。強い余震は、きょうも続いています。

 

 【中田行政センターで給水車から水をもらう住民】

     

 

 

「屋根瓦が落ちた被害】

【倒れたブロク塀】

 11日の地震発生時は、県議会の企画環境委員会の審査を終え、控室に戻りほっとしたばかりでした。すでに、宮川県議は午後2時の高速バスで地元へ向かっている最中。私は藤川県議と2人で控室にいました。

 耐震診断Dランクの県庁が地震で大きく揺れ出したので、私は部屋のドアを開けて廊下へ半分出たところ、入口近くの本棚がバタンと倒れ、部屋は危ないと藤川さんと2人で廊下の壁につかまっていたら、電気がついたり消えたり蛍光灯が激しく揺れ、壁の細かい粉がパラパラと・・・。ガラス窓は危ないしと2人で怯えながらも必死でした。その時間のなんと長いことか。

  いったん治まりかけた時、外へ逃げようといつもの階段へ行ったら床が壁の破片だらけでぞっとし、広い方の階段へ向かうとやっと職員のみなさんと一緒になりました。

 すぐそばのもみじ山公園は、県職員や議員であふれました。庁内には許可が降りるまでは戻れなくなり、雪まで降ってきたので、知事公舎でトイレを借りてそのままテレビの地震・津波情報をみていました。

 相馬市と南相馬市があっというまに飲み込まれていくようすが映し出され、行方不明者はその後1,800戸も・・・。老人ホームもその犠牲に。甚大な被害にただ驚くばかりです。

 余震は何度も続きましたが、夕方6時近くにようやく中に入ることが許可され、車のキーとケータイ、バッグやコートをとってきました。控室は、本棚が倒れて書類が散乱し足の踏み場がない状態でした。帰りは、福島市内の大渋滞を3時間でようやくくぐり抜け、自宅に着いたのは夜10時半を大きく回っていました。

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 ところで、12日午後3時半すぎ、東電福島第一原発1号機が爆発しました。放射能漏れの可能性は否定できません。東電社員2人と作業員2人がケガをし、避難住民の3人が被曝し双葉厚生病院で汚染除去をしたと報道されています。住民避難の範囲は、政府の指示で半径10キロから20キロに拡大されました。しかし、ヨウ素剤を避難住民に配ったのかどうかは聞こえてきません。

 地震被災と原発の放射能漏れによる労働者と住民への複合被災は大変なものです。原発の危険性については、党県議団が一貫して指摘してきたのに、国も県も、そして東電も無視し、まともに応えようとしてこなかったのです。一方、その彼らを支え原発を推進してきたのは自民・公明、民主の各党です。

郡山市で紙智子参議院を迎えて演説会開催

 

 4日夜、紙智子参議院議員を迎えて共産党演説会が郡山市民文化センターで開催されました。

 私と3人の市議も、今度の選挙戦でたたかう決意をそれぞれ述べました。会場には多くの支持者にかけつけて下さり、大変励ましていただきました。

 2月県議会は3/16で閉会となりますが、来週末には私の地元の選挙事務所開きを予定しています。

 

  いよいよ県議会が終わると文字通り選挙戦に突入です。県議選は4/1告示~10日投票、市議選は4/17告示~24日投票です。

要望していた地元県道の側溝フタかけ工事が始まりました!

   【小野町から郡山方面に向かって~県道側溝にフタかけ工事中】

 私の自宅前の道路は県道小野・郡山線です。朝夕は、市内に向かう通勤・通学で混雑する交通量が多い路線です。

 しかし、中田町は歩道整備が遅れている地域ですが、私の近所もご覧のように、側溝のフタがない箇所が多くありました。

   【郡山から小野町方面に向かって~下り坂で、側溝にフタがない】

下り坂になっているので、スピードを出してくる車とすれ違う時は、大人でも怖いくらいです。数年前には、夕暮れ時にここで車と接触した近所の方が、救急車で搬送されるという事故が2度も発生しました。

 また、小学生の子どもたちもここを通って登校しますので、近所の方からも改善を要望されていました。

        【ここは、工事が進み半分くらいフタがかかりました】

 私も何度も県へ要望し、2月14日にも県中建設事務所へ3人の党市議団と共に要望書を上げた際にも、継続案件箇所として再度要望したところでした。

             【海老根地区のおいしい凍み豆腐づくり】

 きょう近所の高齢者からも、「フタをかけてもらったお陰で、歩道が広くなったようにみえ、今度は安心して歩けるね」と喜ばれました。

 私たち共産党県団は、これまでもほとんど車が通らないことで有名になったあぶくま高原道路予算には一貫して反対し、生活道路や通学路整備を優先すべきと県を質してきました。             1,300億円もかけて建設してきたあぶくま高原道路は、今年度完成します。今月26日に全線開通し共用開始となります。

 それにしてもムダづかいだと批判し、一貫してこの道路づくりに反対してきたのは私たち共産党県議団だけで、他党は知事のオール与党となって、この予算に賛成してきたのです。

 3/3の私の質問でも取り上げましたが、この道路に毎年50億円も回していた予算を、今度は県内の生活道路、歩道や通学路整備に優先して回すべきです。これからもみんなで県へ要望していきましょう。

一般質問で登壇                                                     県民と市町村応援を求め、郡山市にかかわる質問も

 

 3日はおひな祭り。この3日から4日、7日の3日間が一般質問です。私は、3日に登壇し、30分の質問を行ないました。

 2月の予算議会だけは、追加代表質問ができない諸派は、1人が30分間の質問ができます。今回は、私が30分の一般質問、宮川県議が20分の一般質問、藤川県議が19分間の総括質問に立ちます。

 私は、知事にTPP問題で質問したほか、来年度予算編成、県の誘致企業の雇用実態、住宅リフォーム助成、国保、子育て支援、旧農業試験場跡地利用、市町村の現水道事業への支援などについて質問。

 子育て支援では、子どもの医療費中3への拡充、3ワクチン、郡山の認可外保育園の死亡事故、産婦人科・小児科医師の増員、周産期医療と県立子ども病院の設置、児童相談所、県立養護学校の新設について県の考えを質しました。

                                                                      

    再質問では、知事に対しTPPに明確に反対を表明するよう迫りましたが、知事は「慎重に対応するよう国に求める」と同じ答弁を繰り返すだけでした。

 私は、昨年10月に東京で開かれたTPP反対集会の特別決議文の一部を読みあげ再度迫りまったのですが、こんな答弁を繰り返すようでは、本気で地域経済や県民の暮らしを守る気持ちはなさそうです。

 この知事のあいまいな態度が、県農林水産部が影響額すら試算しないことに表れ、そして、県議会の民主党議員始め、オール与党議員が反対を表明しない態度につながっていると思います。 

 しかし、TPPにそんなあいまいな態度をとっているのは東北・北海道の中では本県だけ。まったく異常な県と県議会です。 さらに、就任後に企業誘致補助金を5億円から35億円へ大幅に増やし、この間3社がこの補助金を受け、今後も3社が予定されていると答弁したものの、肝心の企業名は公表できないというのです。

 再々質問もしましたが、「民間企業なので」と明らかにしません。「県民の税金を35億円も使って、企業名を明らかにしないとはとんでもない」と追及すると、議場内は騒然となりました。

 その一方で、子どもの医療費を中3まで無料に、国保税を1世帯1万円の引き下げ、県中児童相談所の一時保護所との一体化や児童養護施設の設置に対しては、「財源がない」と冷たい答弁です。

 大型公共事業の東港建設の橋梁費には、これから130億円もかける予定です。企業誘致に多額の補助金をポンと出す知事の提案にも、共産党以外のオール与党は全て賛成です。

 財政力は、全国25位という福島県。税金の使い方を、企業優先ではなく県民と市町村を応援することぉ優先にする。そのために、今度の県議選で何としても議席を得て、さらに増やしたい、そのことを強く感じた一般質問でした。

母校の高校卒業式

 3/1は、県立高校の卒業式です。県議会も休会で、県議もそれぞれの卒業式に出席します。

 私は、母校の郡山東高校の卒業式に出ました。生徒の送辞も答辞も感動的で、つい、もらい泣きしてしまいました。

 郡山東も男女共学になってからすでに10年になるでしょうか。その前は、女子高校でした。男女共学になった際に、校歌も変わりました。新しい校歌は、有名な谷川俊太郎さん作詞、作曲は藤原義久さんです。

 長男が学んだ県立の情報専門校の校歌も実は谷川俊太郎さんの作詞でした。創立間もない高校だったこともあって、制定されたのがちょうど長男が在籍中でした。

 郡山東よりも早く谷川氏の作詞を聞いていたわけですが、谷川氏の作詞には、「宇宙」とう広がりが感じられるとても斬新で新しい時代を感じさせてくれるものでした。

 母校の校歌にも「心の宇宙無限大・・・」と宇宙の言葉が入っています。未来への希望、若者への深い愛情が感じられて、私もいつのまにか口ずさんでいる、とても素敵な校歌です。