中田地区市民運動会

              【高齢者の玉入れ。これが意外に難しいのです】

                          【来賓として一緒に参加した吉田県議とともに】

 29日、きょうも相変わらず真夏の30度を超える暑さの中、地元中田町の市民運動会が開催されました。

 私は、来賓の恒例の種目「樽ころがし」に参加し。参加賞はこれも恒例の「のし袋」でした。

福島県で日本母親大会が盛大に開催

【会場に向かう通路では、署名の協力をよびかける各団体でいっぱい。郡山市内の幼稚園で赤ちゃんが死亡し裁判をたたかっているりのちゃんの両親を支援する会も】

  28日、29日の2日間、福島市で日本母親大会が開かれました。福島県で開催されるのは40数年ぶりとか。

 私は初日の28日に参加しましたが、会場の福島市にある県立あづま総合体育館は、全国各地から一日目だけで約7000人、うち県内から3000人が参加。メイン会場もサブ会場も満席で、はちきれそうなくらいでした。

 日本母親大会は、1955年に始まっています。ちょうど私が生まれた年と同じです。その前年に日本のマグロ漁船第五福竜丸が、アメリカがビキニ環礁で行なった水爆実験による放射能を浴び、久保山愛吉さんら乗組員が被曝し死亡。

 その妻や家族が、原水爆の核実験をやめよと運動を広げ、翌年全国から集まった母親たちが涙の訴えを行なったのが第一回母親大会です。そして、いのちを生みだす母親は、いのちを育て守ることをのぞみます」のスローガンのもと、平和とくらし、女性の地位向上などを掲げ、毎年開催を続け今年で56回目です。

 

 ところで、弟一日目終了後、郡山の磐梯熱海温泉の旅館に宿泊する東京都内から参加したグループが、夕方観光バス2台をつらねて郡山市麓山公園内にある養兎慰霊碑を見学しました。

 この碑は、戦争中、兎の毛皮を兵隊に送るために各家庭で兎を飼育していました。そのうさぎたちを供養するために建てられたものです。

 この碑については、私が初当選する直前の1999年1月号の「こんにちは神山えつこです」のニュースでも紹介していますが、そのコピーも配布しながら、元郡山市中央図書館長の佐藤晃二さんが説明に立ちました。

平頂山事件と赦し(赦し)の花・あさがおの花                                       朝顔まつり2010in富田

  8日、市内富田公民館で、昨年に引き続き今年も「赦しの花~あさがおまつり」が開かれました。

 これは、中国に侵略した日本人兵士が旧ソ連軍の侵攻によってシベリアへ抑留されたのちに、約1000人が中国へ引き渡され撫順戦犯管理所へ収容されました。しかし、中国側は、日本人捕虜に人間的な待遇を貫きます。

 〝罪を憎んで人を憎まず〝ということでしょう。そして、日本に帰国する時ここで咲いていた朝顔の種が渡されました。それを大切に持ち帰ったある兵士が反省の思いをこめて大切に顔を育ててきたのが、06年に「赦しの花・あさがお」という絵本で出版されています。その朝顔がヘブンリーブルー(西洋あさがお)です。

 市内に住む坪井さんはこの朝顔の種を人づてに入手し、この富田公民館内で様々な種類の400本もの朝顔の花を咲かせました。この日は朝顔の鑑賞会、朗読、音楽や絵画・写真鑑賞会、講演会など多彩な催しが終日行なわれました。

         

 私は駿河台大学教授の井上久士さんによる平頂山事件についての講演会に参加しました。

 平頂山事件とは、南京虐殺事件の5年前の1932年に、撫順の炭鉱の村に住む中国住民を近くの平頂山に集めて、3000人近い村民を虐殺した事件でした。

 私は、この事件の詳しい内容を聞いたのはこの日が初めてです。奇跡的に生き残った被害者が証言したことから、この事件が明るみになりました。しかし、ほとんど日本では知られていないようです。

 井上教授は、映像を示しながら講演されましたが、中でも、折り重なって倒れている多数の遺骨の映像は衝撃的でした。おぞましい日本の加害の歴史ですが、目をそらさず、この事実を受け止めることだと思います。きょうは長崎に原爆が投下された日、この被爆国の歴史とともに・・・。

広島平和式典に、パン・ギムン国連事務総長が初参加します                                                     

【5月、ニューヨークのリバーサイド教会で開かれた国際シンポジウムで挨拶する藩基文国連事務総長。

 NGO主催の会議に国連事務総長が出席するのはめずらしいそうです】

 きょう、パンギムン国連事務総長が来日しました。6日の広島での平和式典に出席するためですが、国連事務総長が参加するのは初めてです。あすは長崎を訪問します。広島で開かれている原水爆禁止世界大会へもあたたかい激励のメッセージを寄せています。一方、アメリカのルース駐日大使も記念式典に初参加します。

 迎える広島市の秋葉忠則市長は、8/2、アジアのために尽力した個人や団体に送られるマグサイサイ賞を受賞。核兵器廃絶で強いリーダーシップを発揮してきたというのが受賞理由です。

 秋葉市長は、平和市長会議を開催し、全国の議会にも核兵器廃絶をめざす意見書採択を呼びかけ、本県議会も2月議会で全会一致で採択しました。5月のNPT会議やパレードにも長崎の田上富久市長と共に参加するなど、精力的に行動していました。

 一方、5/2、ニューヨークのマンハッタンを1万人以上でパレード。国連本部では、私たちが草の根で集めた690万をこえる署名を日本原水協代表ら受け取ったあと、ハマーショルド広場まで歩いてその署名の山を自分の目で確かめたあの2人。 

カバクテュランNPT会議議長は原水禁大会にメッセージを寄せ、ドゥアルテ国連上級代表も来日します。

 今年の原水禁世界大会は、歴史の新しいページを刻んでいます。

 5月に開かれたNPT会議の最終文書は全会一致で「国際社会が一致して核兵器廃絶を追求する」ことに合意し、全会一致で採択されました。

 しかし、核保有国のアメリカ、イギリス、ロシア、フランスが期限をもうけて取り組むことに反対するなど、合意は困難かと一時はハラハラしましたが、パンギムン事務総長、NPT議長らが最後まで粘り強く各国を説得。そして最終日、ようやく合意をみたのです。

 市民レベルの草の根のさまざまな活動や私も参加した今年のNPTニューヨーク行動が、NPT再検討会議にも大きな影響を与え、そして今開かれている広島世界大会にも響き合っています。

 国際社会が、核兵器廃絶・核軍縮の条約制定に向かって大きく動き出していることを実感しています。地元で私たちも頑張らなくては・・・ですね。

年金者組合の第22回定期大会で挨拶

 29日、全日本年金者組合県本部の第22回定期大会が開かれ、党県委員会を代表して来賓挨拶をしました。

 

 年金者組合は、年金一揆や、後期高齢者医療制度の廃止を求めるなど、人間らしく生きられる最低保証年金制度の確立をめざし、旺盛な運動を続けています。

 福島県本部は、昨年秋に結成20周年を迎えました。この間、高齢者福祉も医療も介護も、良くなるどころかますます自己負担が増えるばかり。しかも年金から天引きされて、手取りは減る一方です。

 社会保障の連続改悪と闘いながら会員も大きく増やしていますが、年金者組合のモットーは「楽しみ7分、活動3分」とか。なかなかいいですね。

 

りのちゃんには限りない未来があったのに・・・                                            市内の認可外保育所で1歳の赤ちゃんが死亡

 今年1月、郡山市内の認可外保育所、東北ラサール幼知園で、1歳の津久井りのちゃんが保育時に死亡するという痛ましい事故が起こりました。

 原因は、担当保育士が泣いていたりのちゃんを布団にうつぶせにし寝かせ、頭から4つ折りにした大人用の毛布をかけ、さらにその上に布製の円筒(まくらのようなもの)の重しを2本のせて40分間放置していたことによる窒息死(10年5月22日付けの起訴状より)でした。

  りのちゃんの両親の津久井さん夫妻は、二度とこのような事故を起こさないように、事故の事実を究明し、その責任の所在を明らかにしたいと決意し、提訴しました。

  その第1回目の公判が、去る7月9日郡山地方裁判所で行なわれ、私も傍聴に参加しました。最初なので全体で30分程度と大変短い時間でしたが、津久井さん夫妻はそれぞれ心情を述べることが許可されました。事前に裁判長に要請していたものの、認められるかどうかはわからないと聞いていたのでほっとしました。

 すでにマスコミも注目していることや、当日も抽選になったほど支援する会などの傍聴者であふれていたことなどから、裁判長が判断したものと思います。

 津久井さん夫妻は、それぞれりのちゃんが生まれた時の喜び、りのちゃんへの深い愛情、そして保育所へ預けたときのようす、預け始めてわずか3日目でわが子をなくした深い悲しみ、そして死亡原因の真実を知ったときの驚き、怒り、悔しさなど、しっかりした態度で冷静に切々と心情を述べました。

 これに先立ち、3人の弁護士からこの裁判を提訴した理由とこの事故の背景にある問題点などについて陳述がありました。第2回目の裁判は、9/3の予定です。

 公判後、会場を移して津久井さん夫妻が弁護士とともに記者会見を行ないました。また、支援する会の集会も開かれました。

 津久井さん夫妻もここでは、ほっとされたのでしょう。二人ともりのちゃんのことにふれると涙でいっぱいに・・・。こちらももらい泣きしてしまいました。

 この事故の背景には、郡山市が公的保育所を増やさず、認可外保育所に約4割も依存し全国でも高い位置にあること。市内の認可外保育所では、ここ数年間で3人も赤ちゃんが死亡していたこともわかりました。

 一方、東北ラサール幼知園(ひりゅう保育園)は、過去にも死亡事故を起こしていたというのですから、より責任は重く、また市もわずかとはいえ補助金を出している保育所なのですから無関係ではすまされないはずです。

 行政も経営者もこの問題に真摯に向き合い、二度と痛ましい死亡事故を起こさないためにどうすべきかが問われていると思います。

 

緑ヶ丘町内夏祭り

 24日、緑ヶ丘町内の夏祭りに招待を受け参加しました。参院選挙での話題も出たり、なつかしい人に会えたり。 

     【暑い中、汗をかきながらおいしい焼き鳥を焼いているのは町内会長さんでした】

 

 やきとり、とうもろこし、クレープ、カキ氷、やきそばなど、各町内会の出店で買い求め、食べ切れない分は夫へのお土産にしました。

 帰り際、なじみの役員さんと握手して「選挙で議席が減ってしまいすみません」と言ったら、「あなたが頑張っているのをちゃんと知っているよ」と励ましてくれました。

プレ世界大会in郡山                                                      NPT報告会&原水禁広島世界大会の壮行会

 視察先から帰った23日の夜は、郡山原水協主催のNPT報告会と今年の原水禁広島世界大会の壮行会がありました。

 NPTニューヨーク行動に郡山から参加した私を含めた4人が報告しました。医療生協代表で参加した2人はパワーポインターで写真をふんだんに使い、臨場感あふれる報告でした。

 私と同じ班だった森さんは、得意の英語力を生かしたニューヨーク市内での署名行動についてリアルに報告。私は、今度のNPT会議でようやく核兵器廃絶に向けた合意をみた背景には、私たちの草の根の力があったこと。また、政府代表が参加しなかった中で、志位委員長を代表とする訪米団が果たした役割も大きかったことについても報告しました。

 今年8月に広島で開かれる原水禁世界大会には、郡山から9人が参加します。ここには、20代の青年2人も参加します。その初々しい抱負にこちらが励まされます。

 実は、日本原水協の要請に応えて、690万人分の署名を受け取り、また自分の目でも署名の山を確かめたフィリピンのカバクチュランNPT議長(国連大使)が、今年の原水禁世界体大会の成功を願うメッセージを寄せています。今年の広島世界大会もまた注目です。

 

消費税増税にストップをかけるため、引き続きお力添えを!

 11日投票で行なわれた参院選で民主党が過半数割れになったことは、消費税10%増税に対する国民のノーの審判が下った結果です。

共産党は、菅政権が公約にかかげた消費税増税の本当のねらいは、大企業(資本金10億円以上)の減税分の穴埋めにされることを告発して奮闘し、論戦では大きな役割を果したと思います。

 民主党がマニフェストに大企業減税を掲げた背景には、財界の要求があること。また、普天間基地受け入れの背景にはアメリカの要求があることを指摘してたたかいました。

 しかし、これらの訴えを届け切るには力及ばず、残念ながら共産党は改選時の4から3へと1議席減らし、東京では小池晃党政策委員長を落す結果となりました。私たちも悔しい思いですが、ご支援頂いたみなさまには心よりおわび申しあげます。

 公約にかかげた消費税増税反対、普天間基地撤去、くらしと平和を守る政冶実現に向けて私も頑張る決意です。ご感想やご意見などお寄せいただければ幸いです。

 今月30日には、新しい国会が召集されます。自民党は消費税の引き上げに向かってスケジュールを探っているようです。こちらはもともと財界べったりですが、民主党も同じ方向です。

 福祉の財源も、財政再建も、消費税増税なしでできるのです。そのためには、大企業・大金持ちの税率を元に戻し応分の負担を求めること、軍事費を減らすこと、ムダな大型開発を中止することです。根本にある財界・アメリカいいなりをやめて、国民に顔を向けたあたたかい政冶に切りかえましょう。

   < 比例代表選挙で今回当選した3氏です>      

市田写真 大門写真 田村写真

  市田忠義さん     大門みきしさん     田村智子さん

菅・民主政権~消費税増税など自民政治へ逆戻り                             佐藤福島県政~オール与党体制へ逆戻り

  【6/11付 しんぶん赤旗】

 国政では鳩山首相が6月2日に突然辞任し、菅政権が8日に発足しました。菅首相の所信表明では、「政治とカネ」の問題も沖縄・普天間基地問題でも鳩山首相と小沢幹事長の辞任で「けじめをつけられた」としてこれらの問題をいっさい不問にし、何の反省もなく政権を引き継ぐ姿勢を表明しました。

 さらにひどいことに、「法人税を減税し消費税を増税する」と明言。普天間基地についても、「日米合意」を実行することを明言。つまり、”財界とアメリカいいなり”の姿勢をより鮮明に打ち出しています。

 国会は約束の予算委員会も開かず16日に閉会。24日公示、7/11投票の参議院選挙に向かって各党が一斉に走りだしましたが、消費税増税に反対!、沖縄米軍基地の全国への分散・移転に反対し、米軍基地の無条件撤去を!の願いを、今度はぜひ比例でも選挙区でも日本共産党へご支持をお寄せ下さい!!

           

 ところで、6月県議会が今月15日に開会し、30日に閉会します。佐藤雄平知事は、15日、開会冒頭所信演説の最後のくだりで、この秋の県知事選挙に出馬することを正式に表明しました。

 佐藤雄平知事は、民主党の参議院議員でしたが、3年半前の佐藤栄佐久前知事の談合汚職疑惑で辞任したことを受けて、前回初当選しました。

 雄平知事が就任後真っ先に実施したのは、誘致企業への補助金を5億円から35億円へと一気に7倍への引き上げでした。そして、私たちがムダづかいと指摘している小名浜港東港(人工島)も予算を大幅に増やし建設を急いでいます。

 その一方で、もとより医療・福祉・教育は全国でも最下位レベルですが、県民生活はいっそう厳しくなり市町村も悲鳴をあげているのに、県の独自支援はほとんどすすんでいません。中でも、今回のプルサーマルの受け入れという県政の大転換です。

 自民党は、対立候補を立てず知事と政策協定に持ち込もうとしましたが、結局、20項目の政策の「共有案」を知事に渡し、支援を表明。与党の県民連合(民主・社民)も、政策協定は結ばず、白紙委任のようです。

 公明党も支持を表明したので、これで再び共産党以外のオール与党体制が出来上がったことになります。引き続き共産党は、唯一の県政の監視役として、県民のみなさんと共に奮闘します。