第82回メーデー郡山地区集会

 第82回メーデー地区集会が郡山駅前のビッグアイで行なわれました。例年ですと郡山開成山の野外音楽堂で開催指、市内をデモ行進しますが、今年は、郡山も地震の被災を受けていますし、浜通りから2,000人以上の避難民も受け入れていることから屋内での開催を中心に行ないました。

 会場いっぱいの約200人が参加し、私も共産党地区委員会を代表して連帯の来賓挨拶を行ないました。郡山市の原市長と県中振興局の小松局長からもメッセージが寄せられました。

 福島県民は、地震・津波・原発事故、そして風評被害の四重苦に見舞われています。特に、原発事故に起因する放射能汚染、農畜産業、商工業などあらゆる経済活動に影響が及んでいます。

 共産党をはじめ、多くの市民団体が原発の津波・地震対策を再三求めてきたのに、その対策を怠ってきた東電と国に対し「人災」と認めさせ、原発に起因する全ての損害・賠償を東電と国に求めていきます。

 その財源は、消費税増税ではなく、不要不急の大型公共事業の中止、原発建設費等の莫大な予算を振り向ける、米軍への思いやり予算の中止、大企業と大金持ちへのゆきすぎた減税の見直し、政党助成金の廃止など、予算の組みかえを行なうこと。さらに、大企業の244兆円もの内部留保金の活用を求めるべきです。

 集会後、大勢で郡山駅前周辺で街頭募金や原発についてのシール投票、原発事故の全面補償と福島原発の廃炉を求める署名行動に繰り出しました。