弁護士さんたちの原発・震災学習討論集会                                                  福島原発事故・震災被害状況を報告                       

 6日、全国から集まってきた弁護士のみなさんが、郡山で原発・震災学習討論集会を開きました。

 「プレ企画」」として、被災地の地元議員報告が組まれ、私と馬場浪江町議、荒木千恵子南相馬市議の3人から報告しました。

 私は、津波・原発事故による県内の被災状況を。荒木市議からは事故を起こした第一原発から20km、30km圏などの線引きによる矛盾が集中している現状を訴えました。

 馬場町議からは、原発事故で村が放射能線量が高くなり、ついに全村が計画的避難区域指定になり、飼っていた牛の親子をきょう売ってきたところだ。

 通常なら200万円は下らないはずだが、避難してからもときどきに戻っていたが、満足にえさをやれなかったのでやせてしまい、たった40万円で売られて行ったと、涙をこぼしました。

青年ボランティアが、いわきと相馬でガレキ撤去

 5月の連休中、全国の青年ボランティアが福島県の津波被災地のガレキ撤去で大活躍。私は行けませんでしたが、娘がいわき市と相馬市でボランティア活動してきたので報告します。     【大門みきし参院議員と井上哲参院議員がいわき入りし、宮川県議とともに青年たちを出迎え】 

 娘がとってきた写真です。いわき市へは薄磯海岸近くの被災地で2日間活動。現地で宮川県議たちが出迎えてくれたとのこと。神社に通じる道路のガレキをみんなで頑張って、なんとか通れるようにしたそうです。

 その翌日は相馬へ行き、新地町の井上町議宅へ。家屋は免れたようですが敷地内の泥片付けを手伝い、そのあと新地町の被災地を案内してもらったそうです。

 写真は、線路と電車ごと被災したあの新地駅。線路は完全に逸脱しています。津波発生の時、たまたま乗り合わせていた若い警官2人が、機転をきかせ役場まで乗客を誘導し多くの命を救いました。

 一方、電車に残り情報収集していた運転士と車掌の2人は、この新地駅の連絡橋に避難。橋が津波をかぶりながらも一晩寒さに耐えて、乗客ともども全員無事だったそうです。