郡山商工会議所議員セミナー~復興庁の阪本氏「ふるさとの復興に向けて」講演

 
【講演する阪本氏。手前は丹治一朗会頭】

28日、郡山商工会議所は、通常議員総会と議員セミナーを開き、復興庁の阪本克彦氏の講演会を開催。多くの議員や会員、市民が参加しました。

 阪本氏は、復興庁が設置された意義や目的、被災3県の現状、福島の復興再生特別措置法の特徴などについて詳しく説明。復興庁に対する批判の声をよくわかっているらしく、それをふまえての講演内容でした。

 原発事故を受けた福島県のための特別の法律がつくられたものであり、これからも福島県民からの提案を盛り込むことができるので具体的に提案もしてほしいとのことです。ぜひ、みんなでいろいろ国へ求めていきましょう。

 会場からの質問では、菊池郡山医師会長が子どもたちを守るために、教育と子どもの成長に必要な屋内運動場や遊び場の設置などを真剣に検討してほしいと発言。

 私もそれを受けて、県外にも県内にも自主避難している子どもたちが今も多くいること。被災3県といっても岩手・宮城と福島県は全く違い、これから復興に向かう状態であることをふまえてほしいと訴えました。

 郡山商工会議所は、昨年駅前で原発廃炉市民大会を開き、国や東電にもはっきりものを言っています。今回のセミナーも幅広い市民に呼びかけたようです。復興庁の担当者を呼んでの講演会はタイムリーでした。

 復興再生交付金の本県配分が当初予定より削減されていましたが、 このほど見直しして交付金が増額されることになったばかり。もしかしたら、今回の企画が効を奏したのかもしれません。

県がふくしまっ子体験活動支援事業を拡充~商労文教委員会で公表

 28日、商労文教委員会が召集され、県教委の「ふくしまっ子体験活動支援事業」が一部拡充されることになりました。

 この事業は、放射能から子どもたちを少しでも低減させようと、県内の線量の低い地域へ宿泊するなどの活動へ県が助成するものです。昨年7月から実施していますが、学校やPTAなどが主催するものであれば活用できます。

 今年度は、宿泊を伴う夏休みと冬休みの体験活動に限定しています。当初予算で1人当たり5000円を上限に宿泊費用を助成しますが、これに加えて、4月から高速道路の有料化にともなう交通費負担を軽減するため、1人当たり2000円を上乗せし、計7000円を上限に補助しようとするものことをきょうの委員会で明らかにしました。

 2月予算の審議でもこの事業の拡充を求める質問が多くあったこと、教育長も交代したこともあっての今回の見直しのようです。見直したことは評価できますが、予算の増額について質問すると、夏休みの利用状況をみてから冬休みの分の増額補正を考えているとの回答でした。

 18歳以下の県内の子どもの避難は、今年4/1時点で県外・県内とも合わせて約3万人となっています。除染もすすまない中で、長期休業中だけと制限せず、週末も利用できるようにするなど、今後も柔軟な見直しが求められます。

佐藤栄佐久氏と高橋哲哉氏公開対談~原発廃炉・暮らしと健康を守る郡山市民の会

 

 27日、福島県出身の佐藤栄佐久前知事と哲学者・東大大学院教授との公開対談が郡山女子大建学記念講堂で開かれました。名木昭さんが会を代表して挨拶されたあと、「明日の福島を見据えて~生命を育む故郷の原発犠牲は許せない~」のテーマで、お二人が縦横に対談しました。

 お二人とも故郷は福島県ですからそれが原発事故で失われてしまった思い、原発を推進してきた国へ厳しい批判を口にしながら、この国のあり方はどうあるべきかなど・・・。原発の再稼動は認められないとはっきり述べています。

 高橋氏は「犠牲のシステム 福島・沖縄」の著書でも述べているように、福島の犠牲のシステムは沖縄と同じといいます。この点は私も同感です。栄佐久氏も、沖縄タイムスのインタビューに応えたことを紹介。

 

 

 川内村の遠藤雄幸村長が、来賓挨拶をされました。帰還宣言をいち早く行なった川内村は、「帰還を強制ではなく、戻りたい人が戻れるよう、それにはまず役場機能からと今年3月末で郡山の避難所から戻りました」と述べ、現在の川内村のようすを話されました。