県内自主避難者にようやく家賃補助/ただし、妊婦と子ども世帯のみ、同一市町村内は対象外、 県外への新規受付は12月末で終了

県は、11月3日県内自主避難者に対し、ようやく家賃補助を出すことを明らかにし、5日の災害対策本部で正式に決定しました。

 【今年5/8、県へ支援を求め対県交渉した県内自主避難者の会】

 県内自主避難者の会が、今年5月県に要請していたことがようやく実現したわけですが、県は「妊婦と子どものいる世帯」に限定。しかも、同一市町村内はダメです。私はせっかく県が決断したのに、なぜこんな線引きをするのかと質しましたが、これでやらせてほしいと述べるだけ。県が県内自主避難者へ支援を始めるのは、県外から県内の別の市町村へ戻った場合も支援できるようにするためとも述べています。

一方、県外の避難者に対しても県外への新規受付は12月末で終了することも明らかにしました。帰還が始まっていることなどを理由にしていますが、とてもそんな状況とはいえない現状です。

県議団は、今回の決断を評価しつつも、こうした線引きをすべきでないと改善を求め、県へ申し入れをしました。また、9日に開かれた政調会でもこの問題を質し、見直しするよう求めました。

中田ふるさと祭り/原発なくせ!! 11・11全国いっせい行動in郡山

          【実行委員の中田町の各町内会長さんたち】

今年も恒例の中田町ふるさと祭りが開催されました。昨日午後に雨が振りましたが、なんとか雨も上がり、各町内会ごとの物産展が並び大賑わいでした。

 私も地元の長芋、里芋、ブリッコリーなどの生鮮野菜やりんご、大根とゆずの甘酢あえ、梅干、手づくりこんにゃくなどたくさん買い求め、地元のそば粉を使ったおそばを頂いてお腹も満腹。

実りの秋を満喫しましたが、線量が低いとはいえやっぱり放射能は気になります。これが、原発事故前とは違う日常生活です。

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きょうは、大震災・原発事故からちょうど1年8ヶ月。しかし、今も避難者は16万人もおり、除染も賠償も健康支援もなかなか進んでいません。

避難指定を一部解除されたものの、双葉地方の市町村は、インフラ整備がほとんど進まず、帰還どころか5年間は帰れないとしています。

国と東電は原発を「人災」と認め、全ての責任をすべきです。きょう11・11は全国で原発即時ゼロを求める集会・デモがいっせいに開催され、郡山でも駅前広場に約250人が参加。

また、地元紙の民報、民友新聞と全国紙に原発即時ゼロを求める「意見広告」が掲載されました。

 

さて、午後は、郡山駅前広場で「全国なくせ!! 11・11全国いっせい行動in郡山」の集会へ。バザーも開催。集会・デモ後進には約300人が参加しました。

 

 

 

3分間のリレースピーチでは、郡山市議会会派から共産党の岩崎市議、虹とみどりの会の蛇石市議が連帯挨拶。

また、郡山復興共同センターの構成団体から生健会、医療生協、農民連、民商、青年が次々と訴え、私は共産党代表で訴えました。

中田地区市民文化祭・少年の主張/新婦人50周年つどい・記念レセプション

10日午前は、地元の中田地区市民文化祭と青少年健全育成推進大会で少年の主張発表に来賓として参加しました。

 会場は、保育所の園児から高齢者までの書、絵画、工芸品、郷土の伝統文化、手づくり作品など、文化の香り高いさまざま作品であふれています。きょうはオープニング、明日まで開催。

このあと、各団体・町内会の花いっぱいコンクール表彰授与。その後、青少年健全育成推進大会の少年の主張発表大会が開催されました。

少年の主張では、町内の小中学生、高校生、あぶくま養護高等部の学生13人が発表しましたが、昨年の大震災・原発事故にふれたものが半数以上もありました。

放射線量が低い中田町の子どもたちはさほどとの私の思い込みはまちがいで、子どもたちも昨年の3・11の大災害・事故を体験しているのですから当たり前といえば当たり前。きょうの少年の主張を聴いてあらためて気づかされました。

午後は、二本松市にある県男女共生センターで新婦人50周年つどいに参加。歌手のクミコさんのライブには、最後の一曲にようやく間に合い、すばらしい歌声に魅了されました。

                        【50年会員のみなさん】

新婦人中央本部の笠井貴美代会長にもお会いでき、また、50年会員の表彰と県内各支部からの発言コーナーの多彩な活動は、新婦人ならではのものでした。

 夕方は、場所をかえて50周年記念レセプション。県議団からは、阿部県議、宮本県議とともに3人で参加し、挨拶もさせていただきました。

私も思いおこせば、子育て真っ最中の20代に長野県で会員となり、3人の子育ても政治や社会の問題も、新婦人の活動を通して学び行動してきたことが、今の活動につながっています。

新婦人は、全国どこの地域にもあります。女性の開放、子どものいのちを守り、くらしや平和を守るため、みんなで学び行動する女性組織です。原発ゼロ、消費税増税ストップで国政にも県政や地方自治体にも、署名運動をするなどして積極的にはたらきかけるパワフルな女性団体でもあります。子育てや介護、健康など1人で悩まないで、どうぞ、あなたもご入会を!