9月県議会が開会 / 県原子力センターで放射線量測定機器を見学

9月27日から9月県議会が開会が開会しました。

今議会は、11月の県議選が予定されていますので、今期最後の議会です。県議団からは、宮川県議が10/5に一般質問で登壇します。

会期は、10/20まです。決算審査や災害対策特別委員会を開くこともあり、通常よりも約1週間長い議会です。

私は、県議団を代表し中期目標検討委員会のメンバーとして、また災害対策特別委員会の理事として、たびたび会議があって忙しい議会です。

宮川県議の質問準備の合間をぬって、28日、宮川県議とともに福島市内にある県原子力センター福島支所へ行き、放射線の測定機器を見学してきました。

 【これは車に搭載し県内を走行しながら空間線量を自動的に計測する機器。京都大学が開発】

 食品の分析、土壌や水質検査、空間線量などの測定を行なっています。ただし、この建物は狭く、これまでは専門職員などが3人体制で、分析機器も3台ぐらいでした。これは、今回新しく設置されたゲルマニウム半藤体分析器です。

 

【ゲルマニウム半導体の分析機器。鉛の厚みはこんなに】

 

【食品のサンプルをつくる前処理に、時間と手間が相当かかるとのこと】

     【プルトニウム測定器】

原発事故が発生してからは、県庁内から」の職員移動や他県からの派遣職員を入れて15名前後となって窮屈なようすでした。分析機器も2倍以上に増やされ、隣接している衛生所にも数台増設されます。

しかし、1日100体程度ですから、県内中のものからみれば圧倒的に不足しています。解析する専門職員も足りません。他県からの派遣だけでなく、今後長期にわたることからみれば、県でも自前の専門職員の養成が必要だと思います。

郡山にある県農業総合センターにも分析機器を10台に増やしたとはいえ、同様のことがいえます。