台風による水害地で街宣、青年たちのつどい

  27日、中田御舘小中学校の入り口に信号機が必要ではないかとの問い合わせがあり、今朝7時40分頃から旗振りをして登校する子どもたちを見守っている御舘小中学校の2人の校長先生にようすを伺いに行きました。

 今はほとんど車で親が送ってくるため、徒歩で登校してくる子どもは10人程度にすぎないとのことでした。

   このあと台風大雨被害を受けた中田町の土砂崩れの現場を調査。土砂崩れが大きかった道路は、外環状線という市の農業予算でつくった道路ですが、ほとんど車が通らず、地元の人たちはムダな道路だといっています。

この道路の一部が3・11の大地震で亀裂が入り、そこに台風15号の大雨がしみこんで大きく崩れ落ちました。

  その土砂が、下の民家のビニールハウスの作業小屋へどっさり入ってしまったのです。その家では自力で片付けたそうですが、まだ少し残っています。市からの何らかの援助があってしかるべきではないでしょうか。

  一方、市内阿武隈川沿いの内水面被害も相当ひどいものです。きょうは、その被災地で街頭宣伝をしましたが、どの場所でも住民の方が出てきてくれて要望が出されました。

 どの家でも、市から何の判定もされないままですが、寒さに向かう今、待っていられず住宅リフォームの業者を頼んで壁や床の張替え、畳やさんなど入り修理を始めていました。

 あるお宅は、3月の大地震で屋根が壊れ、今度は床上浸水の被害とダブルパンチで、改修工事の真っ最中。市では半壊の判定だったが、民間保険では全壊だったとのこと。市が11月上旬にこの地区へ再調査に入ることになったことをお知らせしました。

 また、今週29日(土)に、午後1時半より共産党市議団と私が「浸水被害の要望をお聞きする会」を開く予定の案内をすると、「こんな時に頼りになるのはやっぱり共産党だね」と異口同音に言われました。被災者の切実な願いと期待をひしひしと感じた1日でした。

  夜は、青年のみなさんが「えつこの部屋」という集いを開いてくれました。また私の56歳の誕生日(今月22日。もうこんな年齢に・・。35歳で県議選初立候補から21年です)をバースディーケーキでお祝いしてくれました。震災以降の青年たちの頑張りに、私も日々励まされています。